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2005年3月 2日 (水)

温故知新

jaket_l先月久しぶりにCDを買いに行った。奥さんと意見が完全に一致し(^^)これは買わないかんと。そういうことが稀にある。
『グッデイズ ロックンロール50』


公式には(ブートを含まず)ビートルズ最古の音源の元歌であるバディホリーの「ザットルビーザデイ」、チャックベリーの「ジョニーBグッド」「ロールオーヴァーベートーベン」、そしてエルヴィスの「ハウンドドッグ」、ポールのヴォーカルに多大な影響を与えたリトルリチャードの「のっぽのサリー」等等。
ビートルズがテディボーイだった頃に心酔した曲の数々をフィーチャリングした最高のベスト盤だ。
音もとても50年前の音源とは思えないほどクリアで、歌や演奏はもちろん最高。紛れもない本物のロックンロールがここにギッシリと詰まっている。


音楽でも絵画でも何でも、すべからく芸術というものは本物に触れなければその価値は解らない。
本物からしか伝わらない何かが間違いなく存在するからだ。
最近あまり行けてないが、前はよく吸い寄せられるように美術館へ絵画を観に行った。
別に特に絵心があるわけではない。ただ惹かれるのだ、本物を観たいと。
その確信は間違ってた験しがない。大昔の絵だろうが何だろうが、作者の…なんというか感情まで確実に僕に伝わってきた。
それは一体何なのだろう?きっと物理的には説明がつかないものなのだ。
なぜならそれは心で感じるものだからに違いない。


温故知新。
念のため辞書を引いてみた。「古いことを調べて新しい考えを得ること」。文字通りその通り(^^)

そこであんだんての愛すべきマスター。僕らのバンドがまだ駆け出しだった頃、お店でライブをさせて頂く時。
よく手書きの(^^)ポスターを一生懸命作って下さった。お世辞にも上手いとはいえない字で。でもあったかいポスターだった。
ある時僕らのバンド名の横に「温古知新」と書いてあった。完全な誤字なんだが、その時は誰も突っ込まなかった。妙にしっくり来てたからだ。もしや僕以外誰も気づいてなかったか?まあそんなこと今はどうでもいい。
そしてマスターのひと言。「古きを温め新しきを知る、だろ?お前らは」シビレた。
もちろんマスターが大のオールディーズ、なかんずくビートルズ好きだということは知っていた。
その当時僕らのバンドはまだ荒削りで、ライブだって一杯一杯の中何とかこなしてた状況だった。そんな状態ではあったが僕らのバンドに少なくともビートルズの匂いを少しでも感じて下さってるんだ、と思った。有り難かった。
いつか、バンド以外の形態でユニットみたいなものを組む時があったとしたら、僕は間違いなくこれをユニット名に推すだろう。無論、古の方で^^


僕らは、今は存在していないビートルズというバンドを追求する為に活動を続けている。
あろう事か畏れ多くも、完全コピーバンドと銘打っている。
ビートルズという紛れもない本物を、追いかけて、追いかけて。そして途方に暮れたりもする。


古いものには違いない。
しかし、そこには新しい何かが常に光っているのだ。

だが今は、完全なメンバーが揃っていない。
僕個人的な気持ちでは、充電の時期と捉えている。
いつかきっと、僕らの歌や演奏を聴いて下さった方が心でビートルズを感じることの出来るバンドを、復活させる時のために。

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