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2005年4月17日 (日)

子供の寝顔

僕は、ずっと子供が苦手だった。

ましてや、赤ん坊など以ての外。
身近に小さい子がいる環境で育ったわけではないことが遠因になっているのかもしれない。
とにかく、子供が苦手だった。

自分の子供が出来たと知った時、喜びと戸惑いが両天秤のように揺れ動いていた。
未知なるものに対する、得体の知れない不安もあった。
否応なく生活の転換を余儀なくされる心配もあった。

何より自分が父親になれるのかという自信のなさ。
実のところこれが一番大きかった。


でも、自分の子供が生まれた瞬間、その価値観が180度変わった。
ガラスの向こうの保育器の中で精一杯の力を振り絞って泣いている我が子を見た瞬間に、僕の中で確実に何かが変わった。
自分の中であれほどの劇的な心境の変化は体験したことがなかった。
僕は、我が子に大切なものを間違いなく教わったのだ。

人は、強くなってから変わるのではない。
変わる中で強くなっていけばいいんだ。


親父は、もう死んでしまっていないけれど、出来る事なら子供について親父と話がしたい。
自分自身、親となった今。
親父がどう思って、どう考えて、僕を育てたのか。親父の本音の気持ちを知りたい。


親父が27歳の時に僕は生まれた。
僕は、36歳の時に父親になった。

27歳の頃の僕といえば、今の僕から見ればまだ若造だ。
青かった。何も解ってなかった様な気もする。
親父は、やっぱり偉大だな。


将来、子供たちに。
そんな風に思われなきゃな。

子供の寝顔を見て、そう、思った。

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