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2005年5月15日 (日)

完全コピーへのこだわり

セルターブでは、今までビートルズの初期の曲を徹底的にコピーをしてきた。そう徹底的に^^
だからバンド内には妥協は許されない空気があった。
全員が納得できる水準まで持って行って、そして初めてライブで披露して評価を問う。
今までそうやってライブを幾つもこなしてきた。


初期の楽曲は、当時のビートルズがそうであったようにライブで演奏することを狙って創られたものが殆どだ。
だからコピーのし甲斐もあるし、ライブの手本となる音源も沢山存在している。
だからといって。これが簡単に再現できるものではない。

バンドを始める前は、実は軽く考えていた。
ビートルズってシンプルな4ピースのギターバンドだし、その曲だって耳にタコが出来るほど聴きこんでいる。
だから頭の中のイメージでは簡単にコピー出来ると思っていた。多くのアマチュアバンドマンがそう思うように。

ところが。
いざ4人で希望に燃えて、さあ音合わせ!と意気込んで演奏し歌っても、出てくるのはイメージと全く違う音。
演奏しているのは確かにビートルズの曲だ。スコア通りの演奏でどこも違う部分などない。でも明らかに違う。何が違うのか?
そう、ビートルズに聴こえてこないのだ!

曲によっては一発で決まるものもある。
「YOU'VE REALLY GOT A HOLD ON ME」なんか練習もせずいきなり完成した^^
それとは逆に何度音あわせを重ねても完成しない曲もある。
「IT WON'T BE LONG」は実に一年以上かけて創り上げた。その代わりこの手のものは一度完成するとよほどのことがない限り崩れない。まさしく血と汗と泪の結晶だ^^
そしていまだに未完成のものがある。もしかしたらビートルズの曲の中でこいつが一番コピーの難しい曲ではないかと思う。これが出来ればもう他には何も要らないと思えるほど。
それは「YES IT IS」。・・・どうしてもあの透明感が出せないんだ。


ビートルズのコピーバンドを始めてみて、痛いほどよく分かったことがある。
それは、ビートルズって実はムチャクチャ上手いバンドだってこと。
巷でよく言われてることだけど、例えばジョンはギターが下手だったとか、リンゴのドラムは癖があって基本が出来てないとか、ジョージのリードギターもクラプトンに比べたら見劣りするとか・・・。ん~アレ?そういやポールに対するそんなのはないな・・・。まいいか、マルチプレーヤーの先駆けだったんだから^^

事実僕もそんな風評を信じ、コピーバンドなんて簡単に出来ると思っていた。
確かに、メンバー一人一人の演奏のレベルは世界最高峰のそれと比べると大した事はないかもしれない。
だがバンドとして一つになって、同じベクトルに向けて各人の力を結集したビートルズは、唯一無二の最強のグルーヴを生み出す無敵のバンドだったのだ。

ライブを行なうにあたって、実質的にビートルズにはリーダーがいない。
ビートルズのライブの映像は凄まじい。特にリンゴ・スターの存在感は途轍もなく大きい。
演奏中髪を振り乱し、スティックを振りまくる姿は鬼神でも取り憑いたかのように見えるときがある。笑顔はひと時も絶やさないけれど。だからフロント三人が霞んで見える程。
そしてこよなく愛するジョンの、ステージから聴衆を見下ろすように機関銃の如くリッケンバッカーを構えて立つ姿の神々しさ。
ビートルズは、やっぱり世界最高の不世出のロックンロールバンドなのだ。


もし仮に、セルターブが完全コピーバンドなどと旗揚げせず、ある程度のカバーで甘んじるバンドであったならこんなことには気付きもしなかったに違いない。
ただビートルズの曲を演って、楽しければいい・・・と。そういうところに目標を置いているのならば、ライブバンドとしてのビートルズの本当の凄さは決して解らなかっただろう。

お断りしておきますが、僕はコピーバンド以外を否定するつもりなど毛頭ありません。バンドそれぞれの楽しみ方や目標があって当たり前ですから。どうか誤解なさらないで下さいね(^^)


ただいかんせん僕らは、恐れ多くもビートルズ完全コピーバンドと大見得をきってしまっている。
そしてそれはある意味非常にストイックな行為でもある。
バンドマンなら誰しも思う。あ~ここでこう弾きたい、ソロをこう変えたい、アドリブかましたい、歌い方を変えてみたい。等々。
完全コピーバンドではそれは許されない。細部まで忠実に再現し、それをライブで披露するのだ。それが完全コピーバンドの使命。サムライ魂。・・・ん?
・・・そうは言ってもたまにコソッと細かいところを変えたりしてるけどね^^
でもこれはね、僕のバヤイよ?ジョンだったら絶対ここでこうするに違いないと確信を持ってやってますから(笑)
気持ち面での完全コピーも目指してますから!(^^)

大袈裟かもしれないけど、僕はそう思ってバンドに取り組んでいる。そしてそれができると思っている。
セルターブというバンドで。


う~ん。


う~ん・・・。
だから、ドラムが見つからないのかなあ^^;
上手いドラマーならゴロゴロ転がっているんだけど・・・リンゴ・スターはなかなか見つからないんだよなあ^^

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コメント

昨日は(日曜)。。。。。。

自宅(中野)を出て

息子が大学でミュージカルのサークルをやっているのでそれを見て(早稲田) 

某バンドさんを見に行ったら時間間違えて終わっちゃってて(赤坂) 

しかたがないからキャバーンでSHIROKUMAを1ステージ(六本木) 

ふとトッポちゃんが東京でライブをしているのを思い出しダッシュでラバーソウル+トッポちゃん見に行った(小岩)

ライブはそれほど頻繁には行けないので 一度出ちゃったら とことん行っちゃいます
へへへ

完コピ派のバンドさんでも バンドさんによっていろいろ違うので 見ていて楽しいです^^

とは言え 私は楽器をやらないのでよくわかんないんですけどね^^ヾ

自分的なポイントは
あるべきところに あるべき音がないとイヤ!って事くらいで。。。。。。。。

それとコーラスは決めて欲しい

ビートルズってコーラスが重要じゃないですかぁ
音を探さないで ばしっと出て欲しい

一番好きな曲がAll My Lovingなので やっぱり 2コーラス目の close your eyesは絶対決めて欲しい

ポールの高音のシャウトとジョージのへろへろ感ははずせない

リンゴは ある音は出して欲しい
カウベルとか チンチンとかシャンシャンとか(爆)

某バンドさんで なんちゃらかんちゃらモンキーのチチチチチチって音を鍋のふた叩いててすげぇなと思った。。。。。。。。
なんでも お店でかたっぱしから鍋のふた叩いて音を探したそうで^^

しっかし わがまま放題言ってますねぇ
あははっ

とかなんとか言いながら 飲んじゃうと 演奏の最後の方は覚えてないことも多々あり^^ヾ

投稿: ともも | 2005年5月17日 (火) 01:37

勘当。いやいや感動したので思わず書き込み。
まったく以っておっしゃるとおりだと思った。
4枚目あたりまではLIVEを意識した構成になってて比較的LIVEではやりやすい。
でも 実施コピッてみるとシングルカットされた有名なナンバーほど難しい。ヘルプやらオールマイしかりLIVE ME DOもそうだと思う。

速い曲なのにゆったり感が満々だったり。
ゆっくりなテンポなのにやたら早く聞こえたり
マジでコピバン泣かせなナンバーが多いよね。
だが、それが良い。思う通りに完成すればマジうれしいね。

また5枚目からは5個目の楽器としてスタジオをガンガン使うようになる。これまた厄介なコピバン泣かせなサウンドになっている。

俺たちは4人でLIVEをやっているので4人分のサウンド。どの音をとってどの音を捨てるのか?また絶対必要なサウンドをどのように表現するのか?いつも悩んで演奏しています。

USSRなんかがそうでしょう。カウベルの音とタンバリンの音をどこで聞かせるのか?
スネアーの落しどころはどうなのか?
ベースとのベードラとのシンクロ。ジジョンのサイドのアフタービートの位置など、など。
スピード感抜群なのにやってみると結構
遅いのがこの曲。

しかし総合的に楽しいと思う。

投稿: はたやん。 | 2005年5月17日 (火) 14:37

《とももさん》
とももさんって、欲張りなんですねッ^^
ええええ^^最後の方は覚えてないくらいで丁度いいかも^^
大体ボクは最後ら辺で壊れますから^^

《はたやん》
同業者さん(・・・ん?^^)の方からのコメントは嬉しい限りです^^ありがとうございます。
五個目の楽器としてスタジオかあ。言われてみるとそうですねッ。目からウロコの言葉です。気付きもしなかった^^

ビートルズって、深いですねぇ^^
でもホント、コピーしてこれほど楽しいバンドは他には絶対ありませんよね!

投稿: レノすけ | 2005年5月19日 (木) 00:20

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» [デンデケ/第18話]リンゴ・スターへの道(前編) [ひいくんデンデケデケデケ♪]
ビートルズのコピーバンドでジョン、ポール、ジョージの3人をやる人は、 楽器や演奏のスタイル、音づくりにこだわっている人が多いと思います。 しかし、リンゴとなると非常に少ないです。 色々なコピーバンドを見て来ましたが、 リンゴ独特の奏法(シンバル、スネア、バスドラの使い方) をやっている人がほとんど見られません。 叩くフレーズや手順まで変えている人が多いことに気づきました。 初級〜中級者でまだ基礎が出来てない、演奏が不安定になるから、 あえてやらないというのなら理解できます。 上... [続きを読む]

受信: 2005年12月14日 (水) 10:28

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