ラッキーマン
通勤バスの行き帰りの車内で本を読めるようになった。
もとより僕は極端なほど車酔いする性質で、絶対にそんなことが出来るようになるとは夢にも思っていなかった。
それが、である。出来るようになったのだ(^^)
人間、やれば出来るぞ(笑)
いま。
ここのところ稀にみる程の物凄いペースで読んでいる本がある。
マイケル・J・フォックスさんの自叙伝。
身長が低い僕にとって、彼の存在はどれだけ学生時代の僕に勇気と希望を贈ってくれたことだろうか。
文庫版が出版されていることは知っていた。
何気なくそれを本屋で見つけ、そして少しだけ立ち読みした。
正直、買おうかどうか迷った。何故なら他に買いたい村上龍の短編「空港にて」があったからだ。
そしてその日は買わなかった。村上龍を買った。
翌日、一日中気になった。この本のことが。
村上龍はもうどうでもいい^^後回しだ。
仕事中もソワソワしてしまい、居ても立ってもいられなくなってやっとのこと仕事帰りにそそくさと購入した^^
何故そんなにこの本に惹かれたのか。
それは。
訳本であるにも関わらず記されている文章から伝わってくる著者の作家としての凄まじい才能に魅了されてしまったからだ。
平易な文体であるにも関わらず、言葉の選び方、表現、描写、全てに僕は思い切りノックダウンされてしまったのだ。
生涯忘れえぬ本にまたひとつ出会えたことに感謝。
内容は、ありのままの己の姿を本音で語っていることに尽きている。
自分自身の真実は、やはり自分自身でしか表現のしようが無いのだ。他人に何が解るものか。
ああ、早く続きが読みたい^^
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追記 2005/7/13
ブログ「若草な日々」さんより、この記事にトラックバックを戴きました。
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