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2005年7月20日 (水)

花と散る

「花ぬすびと」の方が僕は断然好きだった。

これだけは久々母さんとも完全に意見が一致した。
その歌を唄うのは「明日香」という女性シンガーだった。
その時僕と母は、テレビで放映されているこのコンテストを一緒に観ていた。


タイミング的には本選の決勝という段階。最後まで勝ち残った二組のうちどちらかがグランプリを獲ることになる。
対抗するのは女子大生デュオの歌謡曲っぽい歌だった。
このデュオの名前を聴いた瞬間にさだまさしさんの「パンプキンパイとシナモンティー」に出てくる喫茶店の名前を連想した。
やはりそれが「あみん」というデュオ名の由来であったことは後から知った。

曲が明るくキャッチーだった事と、若々しく綺麗な歌声を響かせているあみんの方に軍配が上がりそうだった。そういう流れだった。
何しろ「花ぬすびと」の方は曲調が決して明るくなく、ハッキリ言ってしまうと暗かった。
でも、その中に凛とした潔さを秘めているように僕は感じた。母も同じだった。
ピアノ一台で弾き語る明日香のその姿は、とてもデビュー前とは思えない、ある意味鬼気迫るような力強さがあった。
「花ぬすびと」は曲も良かったし、詩も良かった。
それよりも、でも僕には対抗馬のあみんの「待つわ」という歌謡曲のような歌がポプコンという新人アーティストの登竜門には場違いのような気がして仕方が無かった。


そして結果は、ご存知の通りである。
あみんはその後大ブレイクと言っていい程の爆発的な売れ方をし、デュオを解散してからも息の長いアーティストとして活動を続けている。
あまり好きになれなかったから詳しく聴いたことはないが。

もしあの時、明日香が勝っていたら。
明日香がアーティストとして歩む道は大きく方向が変わっていたに違いない。
僕はそういう明日香が見たかった。


話は変わりますが実はこの時。
僕も、実は。

テープを送っていたのです。審査のために。オリジナル曲を吹き込んだものを。
ええ。
もちろんポプコン初挑戦です。


結果は、テープ審査で落とされましたが。
はい。そうなんです。
こんなに凄いアーティストがいたからこそテープ審査で落とされたわけでして。
・・・というのは負け惜しみかしら?(笑)


でも僕と一緒に番組を観ていた母が、僕のテープがどうなったのかについては一言も触れなかったことにちょっとくすぐったい感じがしてたのは事実(笑)


「花ぬすびと」

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コメント

いや~懐かしいっすね。「花盗人」明日香ですか。
以前、名古屋で活躍されているDJ&シンガーのバックを
やってた頃、いくつかのイベントで明日香さんとご一緒しました。少し言葉も交わした印象としては、フツーっぽいお茶目な女の子って感じ。でも「花盗人」唄い出だすと一変、確かに鋭く深い世界を感じました。
犬山出身でしたね、お菓子の城へ行けば今でもきっと彼女の声が聴けるのでは・・・

投稿: yossy | 2005年7月23日 (土) 14:57

あ、犬山出身だったのですか!明日香さん。知りませんでした。
だからなるほど、お菓子の城な訳だ^^
「キューピッドが矢を引くおっ菓子の城」今でもやってますね、あのCM。
しかしyossyさん、交流関係幅広いですね!もうすっかり僕の中では兄貴的存在です^^

投稿: レノすけ | 2005年7月24日 (日) 23:11

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