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2005年9月29日 (木)

エイリアン?

フォルダの整理をしていたら上げ忘れていた記事を見つけた。
ファイル名は「エイリアン」とある。何だったけこれ?エイリアン?

保存日は2005.6.7となっている。今から4ヶ月弱前のことだ。
物々しいタイトルに比して内容は育児に関する日記であった。そしてそこにある状況は果たして随分今現在とはかなり異なっている。
もう今となっては「ああこんな時期もあったな」と懐かしくさえ思えるほどである。

でまあ折角書いた記事だからもったいない(?)ので上げておこうと思う。


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『エイリアン』

妻には申し訳ない限りだ。
何しろ妻は朝から晩まで子供と向かい合っているのだ。
ここのところの僕は毎朝7時半前に家を出て、そして21時過ぎに帰ってくる。だから妻は実に12時間以上もたった一人で二匹のエイリアンと格闘しているわけだ。
エイリアンとは語弊があるかもしれないが、ある人の講演で使われていたのをきっかけに僕もよくこの表現を使うようになった。
彼の言うエイリアンとはリプリーを襲ったりでっかい卵を産んだりプレデターと戦ったりするあの大トカゲ的な化け物などでは決してなく、言葉が通じない何を考えているのか解らない存在を指します。
あーでも単位は匹ではないな、チビすけゴメンよ。 もとへ。人(にん)ですね。撤回します。


それでうちのエイリアンちゃんたち。
今夜は僕が帰宅するとおとなしく寝ていた。珍しいことに。
妻曰く「我儘垂れまくってさあ、んで泣き疲れて寝たわさ。子供らは何とか食べさせたけど大人のご飯はまだ出来てないよ」とのこと。
はは~んそれで顔がぐちゃぐちゃのベトベトになってるのだな。今日は一段とヤンチャが過ぎているようだ。
よおしパパがお風呂入れてあげよう。ご飯は後でいいや。

「どうだろね?今起こしたらきっとスッゴイ機嫌悪くなるよ」と確信めいた口調の妻。
「んなこたないさ。いいよ、お風呂洗ってくるよ。お湯入ったらすぐ二人まとめて入れるよ。その間にご飯やっておいてよ」可愛い寝顔を見ると疲れなんか吹っ飛ぶね僕ぁ。
だいじょうぶかなあという怪訝そうな妻の顔を横目で見つつ。
そして実際この時点で僕はまだ甘く考えていた。ここ数ヶ月でも珍しいほどのチビらの傍若無人ぶりがこの後に待ち構えているなどとは露知らず。


ピピッとお湯が入った合図が聞こえた。
さあもうそろそろ起こそう。
あれ?・・・アカン熟睡しとる。抱き上げて揺さぶっても起きる気配なし。
なんだよ。折角お風呂沸いたのに。まいいや。洗い場までとりあえず連れて行こう。服を脱がしてあげよう。
俺一人抱っこするからさママ一人連れてきてよね。

で。
一枚ずつ服を脱がせてあげて、オムツいっちょになった時。
「ピギャー!!!」と。耳をつんざかんばかりの大音量で泣き叫びだしたエイリアンたち。
一人が泣くとシナジー効果でどんどんそれはエスカレートしていく。
しかも二人して僕の耳元に口を思いっきり近づけて両耳からステレオで。お風呂場だから反響しまくるし。
でもまあとりあえず湯船に入れたらご機嫌になるかと思ったら大間違い。暴れるし叩きまくるし。
妻の予言はものの見事に的中したのだった。

ホウホウノテイでなんとか適当に二体の身体を同時に洗い(几帳面な僕は普段は隅々までキッチリ磨いてあげるのだ)、妻を呼び出してあげて貰いようやく自分の頭を洗っている間もリビングからはけたたましい泣き声が聞こえてくる。
それからというもの一時間泣きっ放し。もうこうなったら何をしても無駄な抵抗である。
言葉が通じないから何が気に入らないのかなど大人には分かる由も無い。だから手の打ちようがない。
おまけに夫婦揃って空腹。更に加えて湯あたりして少し気持ち悪い。お風呂から上がったばかりだというのに変な汗が吹き出てくる。喉がカラカラなのにお水の一杯すら飲ませて貰えない。そして両耳にはつんざく様な大音量。クラクラ・イライラして来た。


…で。キレてしまった。
「もう・・・ええ加減にせえや!おおおお前ら勝手にそのへん転がっとれ!!」
結果更に火が点いたように泣きわめく我が娘達。我ながら大人気ないとは思う。
しかし、こういう日も、あるのです。

いま、これを書きながら客観的に自分を振り返って・・・大いに反省しております。
育児とは、本当に、育自なのですね。反省。
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ああそうだった。
その頃は子供とのコミュニケーションが上手くとれず、今日という日は一体なんだったのかわけの分からないまま毎日が終わっていたんだった。
記憶というものは曖昧なところがあるから(ある場合勝手に都合の良いように形を変えてしまう場合すらある)、やっぱりどんな形でもその時その時の状況や気持ちを記録していくということは、結構大事なことなんだなって思う。


で最近の育児状況は。
相変わらず奥さんには世話を掛けっぱなしであります。
奥さんに言わせると「休日など子供が三人居るようなもんだからかえって手間がかかるわ」とのことです。
僕はこれでも精一杯やってるつもりではあるのではあります。奥さんそれはないだろうという感じです。


そんなチビらも来月になるともう満二歳。
早いなあ。信じられないくらい。陳腐な表現だけど本当にあっという間だった。
なんか、しみじみするなあ。


ねえ、チミらよ。
これからも、毎日楽しませておくれよ(^^)

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コメント

いいねぇ かわいくて^^
今に嫁に行っちゃうんだぞ~(笑)

我が家では 次女のカレシが10月のはじめに
「ください」と正式に言いに来るらしいです

うちは年子だったので まだ楽だったけど レノすけさんのブログを見ていると(今思えば)楽しかった日々を思い出します。

投稿: ともも | 2005年9月29日 (木) 01:07

嫁にかぁ。
馬の骨にかぁ。

・・・。

投稿: レノすけ | 2005年9月29日 (木) 01:27

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