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2005年12月27日 (火)

仕事とは

高校生と話す機会があった。

工業高校に通う3年生の男子。
来春の就職先ももう既に内定している。
会話の途中、彼は僕にこう質問した。
「あのですね~仕事って、何なんですかねえ?」


僕は返答に困った。
ん~。あれ?即答できないぞ。
でよくよく考えてみる。
一体何なんだろう。仕事とは?

取り敢えずこう答えておいた。
「まあ・・・何ちゅうか・・・生活するための基本やろなあ?何だかんだ言っても日本は資本主義国家やからねえ?」 と。
これは我ながら非常に歯切れが悪い。
彼は分った様な分らない様な、そんな顔をしていた。


そもそも仕事とは一体何なのだろう。
じっくり考えれば模範的な回答は色々あるとは思う。
そうは思うがしかしこれから社会人になろうとしている若者に希望を与えるような回答が出来なかった自分が少し情けなかった。
ただ食べる為だけに働くんだよ って。確かにそうには違いないのだけれどもうちょっと格好のつく言い方はないものか。

実際、世間に出て自分の足で立とうとすることは物凄く大変なことであるし、労働という行為は総じてきつい事ばかりだ。
好むと好まざるとにかかわらず、自分の持てるエネルギーと時間の多くをこれで消耗してしまう。
それでもなぜ働き蜂のようにせっせせっせと人は働くのか。
仕事とは一体何なのか。その明快な答えは僕こそ知りたい。


でその高校生の彼であるが、逆に僕は彼に質問してみた。
「じゃあさ、将来の夢っちゅうか・・・もちろん今現在の夢でもいいんだけど、何か持ってる?」
「う~ん、夢ですか??」
「そう」
勿論僕はこれを切り口に仕事に絡めて何か話を継ごうとしているわけである。
暫く考えた後で彼はこう言った。
「夢というか・・・今のところ一番興味があることでもいいですかね?」
「ああいいよ!教えてよ」

そして彼は一言ポツリとこう言った。
「萌えを極める ってことっすかねえ」

「・・・」
「・・・」


「・・・・・・萌え?」 と僕。顔のどこかがピクッとした。
「はい。萌え」 と彼。神妙な顔。

僕は、頭の中が真っ白になった。

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コメント

萌え〜〜〜〜〜!!..ですか(笑)

難しい問いかけですよね。
僕も食べて行くために仕事しているとしか言い様がない1人です。
生きるために”狩り”をしに会社に行きます。

好きなことを仕事に出来てる人、たとえば僕の師匠みたいにドラムが仕事の人もいます。うらやましいと思ったりもするけれど、それはそれで大変なんだと思う。

やっぱり仕事は「生きる手段=獲物を得るための手段」で良いんじゃないかと考えたり。
...難しいですね。

投稿: ひいくん・☆ | 2005年12月29日 (木) 06:17

はい。
萌え だそうです^^;
その後、「萌え」についての彼の講義が始まりました。
それで分ったのですがどうやらボクは「萌え」と「ロリ」を混同していたようです。なかなか奥深いものがあるようです。

投稿: レノすけ | 2005年12月31日 (土) 01:19

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