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2006年1月13日 (金)

演歌

歌番組が何気なくテレビで流れていた時に妻がふと気づいたように呟いた。
「そういえばさあ、私のお父さん昔から演歌聴いてるよ」


うん?そうなんだ?そうだね。
・・・で? と言いそうになってその瞬間僕もはたと気づいた。何かしらトテツもなく大事なことに思えることに。
そう言えばうちの父ちゃんもそうだったのだ。

僕がまだ小学低学年の頃だと思う。
父ちゃんはある日ラジカセを買ってきた。
そしてその晩テレビを生録しては後日聴き返し悦に入った表情をしていた父の姿をかすかに覚えている。
その頃の父の年齢は、30代前半だったはずである。
「うちのお父さんは20代の頃からだよ。ずっと演歌が好きだね」 と妻は言う。
僕の父はジョンレノンと同い年だ。
その今の5、60代の方達はいわゆる団塊の世代に当たる方々である。
その方達が「ああー懐かしいなあ」と目を細めるのがおおにして演歌なのである。


とすると何か?
例えば僕なんかどんな演歌を聴いても大抵一緒に聞こえてしまう程に何の感銘も無いのであるが、団塊の方達にはそれがほろ苦い青春のワンシーンと一曲一曲見事にリンクしてノスタルジーを呼び起こすものであるに違いないのである。
それが懐メロ番組というひとつのジャンルのテレビの番組が成立するに至っている理由なのである。

実を言うと僕は最近の歌番組を観ても若い子らが夢中になっている歌手(死語か?アーティストと言わなければならぬのか?)の歌を聴いても正直ピンとこない。
高校生の時あれだけ一世を風靡し夢中にさせてくれたヘビメタがダサさの象徴となってしまった現在である。
もしかして団塊さんが僕のほうに歩み寄ってきているのか?
いや僕が団塊さんに一歩また一歩と近づいていっているのか?そうなのか?


とすると何か?
僕が今で言う団塊相当の年代になる時。
その頃の懐メロ番組にはきっと恐らく青春のヒットパレードみたいにさだまさしや松山千春やアリスなんかが今の演歌に相当するが如く取り上げられているに違いない。


「そうだよ歌ってのはこういうものをいうんだよ」とテレビを見つめて遠い目でしみじみしている僕を眺めて娘達はきっとこう思うのだろう。
あーまた父さん懐メロ番組見て入ってるよ と。

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コメント

>さだまさしや松山千春やアリスなんかが今の演歌に相当するが如く取り上げられているに違いない。

あ。。。。。。。。。
気がついてない?

その年代の歌手はもうすでにそうなってるよ^^ヾ

うちの子から見たらクイーンやアバがナツメロ扱いだし(苦笑)

投稿: ともも | 2006年1月18日 (水) 10:34

あーー!!

そうなんですか…^^;
どうやらこの僕も身も心もすっかりお仲間入りということなんですね。
だけど吉田拓郎とか5つの赤い風船とか言わないだけいいでしょ^^

でもいやまあ、クイーンはともかくアバは…僕は間に合いませんでしたともも先輩^^

投稿: レノすけ | 2006年1月18日 (水) 12:16

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