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2006年3月17日 (金)

キムチ爆弾

帰宅すると大体が家族の食事はもう既に済んでいる。
だから僕はいつも一人でご飯を食べる。
いや、一人で というのは正確ではない。厳密には3人で である。


左脇に上のチビ。右脇に下のチビ。
次はこれ お茶どうぞ お替りは? とせっせせっせと接待してくれるのである。
手を離すと二人とも椅子から転げ落ちるので、文字通り二人の子供を両脇に抱えて僕はご飯を食む。
両脇ならまだしも、パパの腿の上は二人が虎視眈々と狙う玉座である。ここに来られるともはやお手上げである。これまた文字通りのお手上げ。ホールドアップ。ご飯中止。何故なら僕が箸で取ったおかずは全て子供の口に消える故である。お前らさっき食ったばっかと違うんか。
また当然、僕のおかずも同時に餌食となる。手づかみで持っていかれる。

ただ、辛いものを除いて。


僕はキムチ大好き人間である。美味いキムチさえあればご飯何杯でもいける。僕の影響からか妻も結婚してからキムチ好き人になった。
今日の晩菜にも並んでいた。プラケースに入ったキムチ。当分(といっても一週間弱)はこれで持ちそうだ。

とする内に下のチビが接待にもおかず横取りにも飽きてきた。
キムチの容れ物で遊んでいる。
ようやく落ち着いてご飯が食べれそうだ。


とツルッとチビの手が滑る。
あっ と思う。

次の瞬間、視界からキムチの容器が消える。と同時にゴンと床に何かが落ちる音がする。
「あーっ!やった」と僕は叫ぶ。
「何やった?」と妻が叫ぶ。
「あーっ!!」と夫婦同時に叫ぶ。

横倒しになったキムチの容器。幸い中身の全部は飛び出していない。大事には至らなかったようだ。
「ダメでしょ!キムチで遊んだら」とお仕置きに右手をしっぺする。「あーん」とチビは泣く。
拾い上げたキムチの容器を元に戻し、何事もなかったかのように僕は食事に戻る。ひと時、チビからも解放される。


しかし。
これだけで済んだわけではなかったのである。
キムチは、意外と飛ぶのである。


キムチの容器の上部方向。
爆心地から半径約2~3mの所までその破壊力は及んでいたのであった。それは平面的な距離ではない。立体的な距離である。


プリンタ上部:溶液の痕跡あり
壁:僕の背丈の部位にキムチの小片を発見
ピアノの奥に隠してあった僕の大事なギター:大片の付着を確認


そして今、これを打つキーボードにもその破壊力の一環を見て取れるのである。

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