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2006年4月23日 (日)

官と民

うちの近所にパチンコ店がもうじきオーピンする。
閉鎖した鋳物工場の跡地に建てられたものである。


パチンコ店というともっと違う場所に建ってもいいようなものだと僕個人としては直感的に思ってしまう。何故にこんなのどかな所にあえて建てる必要があるのかと。
まあそれは僕がパチンコに全く興味が無いからだと言える。パチンコ好きの人にはよくぞこんな所に建ててくれたと僕とは全く正反対の感慨を持っているに違いないだろうから。
パチンコ店側も十分に利益を創出できると徹底した計算を行なった上でのことであろう。

パチンコについてあれこれ言及するつもりは無いが確かに、射幸心というか病み付きになってしまうといった習慣性のようなものはあるのだろう。
前述の通り僕はパチンコに対し全く興味を持てないのであるが、それでも過去に一度パチンコで大当たりをしたことがある。それは高校の時である。

同級生の連れは煙草をふかしながらパチンコを打っていた。僕はそれを横から見ていた。
僕はもとより騒々しい所は好きな方じゃない。というか嫌いである。
でも何故かその時は何かの行きがかり上パチンコ屋に付いていくことになってしまったのである。
でしたり顔でニヤニヤしながら盤面に向っている同級生の姿が妙に大人びて見えたことを覚えている。
興味が無いからして僕にはパチンコ打ちの心境は完全には理解出来ないが、とにかくお金を(文字通り)湯水の様に使うことには少なからず未だにどうなんだろうと思ってしまう。自分のお金だからどう使おうと自由だし大きなお世話なんだろうけれど。だけどこういうことだけは僕には出来ない。絶対に。
根っからの貧乏性なのかもしれない。

覗いてないでお前もちょっとやってみろや と連れが言う。
雰囲気的に僕も何かしなきゃと思っていたのでちょっとやってみることにした。でとりあえず\1,000を入れてみた。貧乏高校生にしてみれば大金である。だが連れはその時点で何万と投入していたのを僕は傍から見ていたからちょっとしょぼい感じもしたが。
でああ\1,000ドブに捨ててまったと若干後悔しながら見様見真似でレバーを回して暫く玉の行方を見つめていたら突然盤面が光り輝き大音量の音楽が流れ出した。
お前当たってるじゃん! と連れが横目でゲラゲラ笑っている。
訳も分からない内に係の人がやってきて玉入れを置く。でマイクを持って何か喋りだす。どうやら僕のことを言っているようだ。

で結果その時僕は差し引き\14,000の勝ちを収めたのであった。投資額\1,000で\15,000のリターン。
流石にこれはヤバいと思った。連れが必死になって大金を投入しているのも十分理解できた。
でもその時僕は思ったのだ。多分僕はこれで一生分のツキ(それはパチンコに限る)をきっと使い果たしてしまったに違いない と。金輪際パチンコを打つのは止めようと。
そしてそれから幾十星霜。
その誓いは破ることなく保たれている。まあパチンコごときでそんな大それたものもないのではあるが(笑)


そんな思い出はさておき冬のソナタである。
それにしても何なんだあのコマーシャルは!あの印象的なピアノのイントロがテレビから流れた瞬間にパブロフの犬の如く反射的に画面の方を向いてしまうではないか。
で何だ?言うにこと欠いて「ぱちんこ 冬のソナタ」だと?! 何なんだそのネーミング。パチンコをぱちんこと平仮名にしただけでひねりもヘッタクレもあったものじゃない。
CMで流れるムービーも冬ソナファンとしては大事に大事に心の中にしまっておきたい感動的なシーンではないか。それをパチンコのCMで垂れ流すとは何事か!
自称ソナティアンとしてはこれは少々許しがたいものがあるぞ。

聞くところによると世のオバサンたちは日々冬ソナ機に向い、液晶画面に思い出のシーンが現れては涙しているなどというではないか。そしてその話題が話題を呼びそれで新たな顧客を上手に獲得しているパチンコ業界というものはロマンの欠片も無いと思うのは僕だけなのだろうか。
これは純粋無垢な冬ソナの世界への冒涜だとすらワシャ思ってしまうぞ。


でタイトル何だったけ。官と民?
ああそうそうこのパチンコ店の我が地元進出を目の当たりにし「官と民」の体質の温度差についての考察を書こうと思っていたんだけどもまあこの際そんなことどうでもいいや。

Fuyusona

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