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2006年7月13日 (木)

ある週末

音楽好きな仲間で一回覗きに行ってみようという事になる。


仲間といっても仕事の取引先の方たちお二人と僕を入れての三人であるが。
今池のとあるバー。平日の営業時間は20時から。結構早めに着いた。
で地下に下りる。店内にはもう既に常連さんと思しき一癖も二癖もありそうな面々が一斉にこちらを見る。
場が醸し出す何とも言えない空気から彼らの吸っている煙草が気のせいかマリファナに見えてくる。
奥の方の一段下がった所にステージがある。壁にギターも数本ぶら下がっている。こいつはこの上ないほど、思い切りディープでブルーズな雰囲気だ。

うちらの一行は完全に仕事を離れてZIMAを飲みながら他愛もない会話に花を咲かせる。うちの会社では同年代で音楽の話が出来る人なんて皆無(大体がパチンコや競馬の話だ)だからとても新鮮である。いいなあ、こういう感じ。

暫くして馴染んできたところで同行の連れがマスターに声をかける。
「ちょっと演らせてもらっていいですか」
アノちょっと・・・もう行くの?まだ早いんじゃない?いいのかなあ。
だってそもそもうち等3人じゃんね。頭数足りんやん。ベースは?・・・え?マスター弾くの?
で。
3人+マスターでゾロゾロとステージに(笑) その頃にゃ酔った勢いもあって心構えも整って。


「何やる?やっぱブルース?」
「うん。ブルースいいね」と言いつつ僕は壁のテレキャスターを借りる。
「じゃあ、キーは・・・?取り敢えずAで?」などと適当に打ち合わせして。で誰から始める?それぞれ顔を見回す。じゃ俺イントロ弾くよ。
・・・でそれから立て続けに2曲。1曲目はAで2曲目はEで。バリバリのアドリブ。こういう展開になりゃなんちゃってブルースギタリストの本領発揮か。ワンパターンと言われようが知ったこっちゃねえぜ。こないだバンドの練習の時にチョロッとブルースジャム齧っておいたのがこんなところで功を奏すとは。

しかしブルースのジャムセッションの場合、止めるのには結構勇気が要るのである。わかる人にはわかる(笑)
こういうときはやはり百戦錬磨なのだろうマスターにより二曲とも頃合を見てエンディングフレーズが飛び出してようやく終わる。
意外なことに曲者風な常連さん達からも結構大きな拍手貰ったりして。
でもあんたらホントに聴いてんの?いや、絶対聴いてないな(笑)


しかしそれにしてもいや楽しかった。気持ちよかった。ハマってしまいました。もはやリピーターですね。
何より痺れたのは壁にかかっていたテレキャスターのチューニングがバッチリ合っていたこと。そういう部分にマスターの生真面目さが窺われました。
だから音楽好き、バンド好きには絶対オススメ。
最高のお店です。今池近辺に繰り出した際には是非。
ただし知らなきゃ絶対に足を踏み入れるはずのない感じの佇まいのお店ではあるが。


南蛮屋

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