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2007年8月

2007年8月30日 (木)

アマガエル

一匹会社のPCデスクトップに飼っている。


詰まってくるとこれで癒される という寸法である。

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2007年8月29日 (水)

しげるさん

ここのところ暑いのでちっともクールダウンどころかヒートアップにしかならないのであるが、それでも仕事を抜け出しての一服は欠かせないのである。

場所は東西に走る桜通に面した丸の内オフィス街の中の一角。
そんな時ここは同様の目的を持った同志の集うオアシスとなる。ただし前述の通りちっともクールダウンにはならないが。


ふと通りを見ると道路工事をしている。
片側3車線の中央1車線をつぶし、ラインの再マーキングをしているようだ。ただでさえ暑いのに焼けたアスファルトの上に熱いラインを引きなおす仕事をしなければならないなんて本当にご苦労様でございますと声援を送りたくなる。

で「工事中」と大きく書かれた看板を荷台に載せたトラックがハザードを焚いて中央車線に停車している。そのトラック後部の足場に乗っかり、旗を振っているおじさんがいる。

歳の頃は50代後半かもうちょっと上くらいか。
見るからに真剣だ。そりゃそうだ。中央車線で迫り来る車を脇に誘導するという行為は慣れなければ相当の恐怖を伴う行為に違いないからだ。
これだけ暑いと朦朧として突っ込んでくる車がいないとも限らない。さらに後方の作業員の安全も須らくこのおじさんの旗振りという誘導作業に懸かっている。
まさに命懸けの仕事だ。男の仕事だ。

それにしてもおじさんは凄い形相だ。遠方の一点を睨んでいる。仁王立ちだ。
腕の振り具合に一点の乱れも無い。実にコンスタントで一切無駄の無い動きだ。
よく日に焼けている。仕事焼けだ。男の顔だ。
ヘルメットを目深にギュッと被り、そこから覗く目は猛禽を思わせるが如くの眼光だ。仲間の安全を守るためには妥協は許さない、そんな男のいい顔だ。

プロだ。
このおじさんは紛れもない旗振りのプロだ。


一服が終わる。
おじさんを見る。
相変わらず一点の迷いも無い動きである。
もう一服しようか・・・このおじさんをずっと見ていたい。
このおじさんの仕事にかける執念を。
この男の生き様を。
このままずっと。

もう一服点ける。
僕はおじさんを見る。


相変わらず一点の迷いも無い動きである。
腕の振りの高さもスピードも一糸乱れない。
この人本物だ。プロ中のプロだ。


一服が終わる。
僕はおじさんを見続ける。
信号で車が止まっている時だろうが流れている時だろうがお構い無しだ。
一心不乱に腕を振り続けている。


ちょっと待て。


ちょっと待てよく見たらこのおじさん人間じゃないぞ。

Ojisan


しげるさん↓
05

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2007年8月28日 (火)

ぽぽちゃん

子供を寝かしつける。

程なくスースーという安らかな寝息が聞こえてくる。横目で愛する子供の方を見ようとする。だが子供と僕の頭の間に何かが居る。
半目のそれと目が合い思わずギクッと全身がこわばる。

それはぽぽちゃんだ。


仕事で消耗しきって帰宅する。

玄関を開けると何かが目に飛び込んでくる。
全裸の女性である。横たわっている。
うわッと扉に背中を打ちつけ鞄を落としそうになる。

それがぽぽちゃんだ。


Popo

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2007年8月27日 (月)

退職勧告

盆休みの間は24時間一緒にいたのでもうこの人は仕事に行かなくてもよくなったのだと認識されていたようである。

「パパ仕事行くの?今日行くの?なんで行くの?」
「パパが仕事に行かないとご飯が食べれなくなるんだよ」
「違うよなに言ってんの。ご飯はかあかんが作るんだよ。パパは仕事行かなくてもいいよ。もう仕事やめなさい」

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2007年8月26日 (日)

恐竜大陸

Kyouryuulogo
金城埠頭のポートメッセで行なわれている恐竜大陸を観に行ってきた。


チビたちは中日新聞の広告や、テレビで流れるスポットを目にする度に「あーっ!きょうりゅう!」とはしゃいでいたのでこれは行っとかなかんと。決意しておったのです。
夏休み最後の日曜日だったので、駆け込み客が多いと想定し夕方近くに狙いを定めて行って参りました。
子供向けの展示かと思いきや、大人も充分に楽しめる空間でありました。
こういう展示会につきもののカメラやビデオの撮影は禁じられておらず全くのフリー。
途中でだいなそうえもん↓と一緒にスナップも撮れたし。
Photo

思ったほど混雑もしておらず、結構ゆっくりと鑑賞できる…はずでした。


しかし。

疲労困憊 です。父子共に。


ツインズ1号の花音は割と平気でした。予想にたがわず。花音は現状認識能力的なものが結構発達しているようで、だから恐竜の骨格を見ても現実には動かないものだと分かっている感じでありました。
で問題は2号の里音です。彼女は誰に似たのかビビリなのです。相当な。


まず入り口付近の竜脚類、オメイサウルスKyouryuu1の余りの巨大さに度肝を抜かれることからツアーは始まった。
彼女は恐竜という生き物のサイズはテレビや新聞広告に載っているスケールだとばかり思い込んでいたようで、脚部ばかり見ていた彼女に頭はここだよと頭上を見上げさせたところ文字通り息を呑んでいた。
その時点ですでに僕の太腿に抱きついて離れない状況に。

続いて獣脚類タルボサウルスKyouryuu15の凶暴すぎる歯を目にするにでそのビビリ具合は限りなくピークに近づきこの時点で完全に抱っこ状態。

途中CGアニメーションで彼女らにも見慣れた恐竜の画が大スクリーンで上映されており、そこで若干和んだものの次にトドメが待っていたのであります。
それが企画側曰く 「いきいきと動くリアルな恐竜ロボット」 なのであります。

いきいきと動くだけならまだ良い。
声まで出ているではないか。動きに合わせて。大人が見てもこれは見応えがあるほどの出来であるからして、子供には本物と見まごう事なき余りにもリアルすぎるその動きと声。
彼女は今まで堪えに堪えていたものがここで一気に爆発し、もはや手のつけようの無い域にまで達してしまったのであった。
Kyouryuu2


ここに来て ウギャー!!! としか発音しなくなった里音。
全身汗びっしょりとなり僕の肩に顔を埋めて一見の価値あるこの精巧に出来たオブジェを鑑賞する余裕など毛一本の入る隙も無く彼女は泣き叫ぶのであった。
でウギャー!!! の後に何か言っている。「帰るー!戻るー!!もう行かないー!!!」 と。
しかしそこを通らねば出口には決して辿り着けないのだ娘よ。
で連鎖反応で花音まで号泣しだす始末に。
そのあまりの号泣ぶりに周りの人達は恐竜ではなく我が娘に目を見張るほどであった。


最終的なトドメは出口付近にある子供の遊び場。
Kyouryuu3
ビニールで出来たティラノサウルスレックスの巨大なオブジェにより本来ならばここで今日の楽しい総仕上げをすべき空間となる筈であったディノパークという主催者側の粋な計らいも微塵に吹き飛び記念のお土産を選ぶ余裕も無く這々の体で手ぶらで帰ってきたのであった。


帰りの車の中では精根尽き果てて眠りこけていました。
今日のことが彼女らのトラウマになっていなければ良いが。

今晩うなされていたら優しく介抱してあげよう。

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2007年8月25日 (土)

信じられない

先日東京で行なわれたあるセミナーに参加した。仕事上のことである。新任バイヤーのマネージャーを対象としたセミナーだ。

そこでは仕事に対する姿勢で色々と根本的なことを教わった。少なからずカルチャーショックを受けた。
もちろん実務的なことの多くも教えて下さった。だが根本は自分で学ぶしかないということだ。与えられたものは結局何も身につかない。それを学んだ。
だがそれは言ってみればすこぶる当たり前のことかもしれない。

わからないことはわからないと言うことの潔さが大事。でもハッタリが必要な時もある。
直感は大事だけれど直観でなければならない。
わかることと出来ることは全く違う。おおこれには大いに賛同。マトリックス1のモーフィアスの言葉だ。”道を知ることと道を歩くことは違う” その通りだ。


そこで2~3簡単なテストがあった。
セミナーの本題とは全く関係がない問題だ。頭の体操的なものだった。
だがそこで僕は目から鱗が数枚落ちたのだ。

今まで信じていたものを根底から覆されたような感じである。
それはまさに本質を衝いていた。僕の直感なんてたかが知れている。畏れ入っちゃったのであります。


Q:
Earth地球の赤道の上にロープを張るとします。地上ピッタリに張ります。ちなみに赤道面での直径は12,742 kmです。
でそのロープの一ヶ所を切り、そこに1mのロープを継ぎ足します。
そこで問題。


その時、ロープと地上との隙間はどのくらい開くでしょうか?
A1:1mm未満
A2:1mm以上1cm未満
A3:1cm以上10cm未満
A4:それ以上


僕はちょっと考えてA2で挙手した。A1のような気もしたがそれでは余りにも。せめて指一本くらいの隙間は出来るだろうと考えたのだ。
セミナーに参加していた他の人も圧倒的多数でA2だった。A1とA3がチラホラ居たくらい。A4など皆無であった。


だが正解は…A4なのだ。


簡単な計算式だ。
早い話が1[m]÷2π=0.159[m] … 15.9[cm] となる。


信じられない。
寝ても覚めても僕にはどうしてもそれが信じられないのである。どうしても。

赤道上のロープにたった1m継ぎ足しただけで地球上の何処でも15cm以上もロープが浮き上がるなんて!そんなの嘘どす。有り得まへん。何万kmもある赤道上のロープにたった1m足すだけですぜ。それがなんで15cmも浮くのよさ。アッチョンブリケじゃないのよさ。
でも計算してみると間違いなくそういう答が導き出されるのだ。
地上にロープをピンと張った状態の半径をr、1m継ぎ足した時の半径をr1として方程式を解けばよいのだ。小学生にも出来る計算だ。


で先生曰く。
「皆さんは殆どの方が1cm以内と答えました。実は僕もそうでした。でも実は15cm以上も開くんです。だから人間の勘などあてにならない時があります。実務には数学的・科学的な裏づけが必要なのです。大多数の人がYESと答えても本当ににそれが正しいのかどうかは疑問を持つことも大切なのです。まあ僕は根っからの天邪鬼ですけれど、だからといって全てを疑えという意味ではありませんが」


他にも面白い問題がいくつかあったけれどそれはまたの機会にでも。


で僕はすっかりこの人を一方的にこの道の師と仰いでしまっているのである。

でもヒゲは似合わない。
神谷幹雄先生

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2007年8月24日 (金)

排気

歌を唄う場合の基本。それは腹式呼吸。
横隔膜をポンプのようにして息を吐く。そして吸う。この場合(吸うという行為)は意識的に行なわないのが良く、自然に吸われる形が理想。
つまり、息を吐き切ること。
息を吐き切ると自動的に吸うしかなくなる。まさにポンプ。

そこで息の吐き方。
ハッ・ハッ・ハッ・ハッと口から勢いよく空気を押し出す。
その際、臍の辺りがハッと発声するのと同時にへこむ様にする。

歌を唄う場合、例えば小節で区切って息を吐き切るようにしてみる。一小節でもよく、二小節でもよい。まずは自分のやり易い単位で。でもこの場合小節数を決めること。一なら一。二なら二。大事なことはその間で息を吐き切り、そして自然に吸って次の小節に繋げる。


次に声の出し方。

あ、その前に姿勢。
肩幅くらいに足を自然に広げ、少しだけ膝を曲げてみる。もちろん背筋はシャンと。そうでないと変なオジサンの如き立ち姿に。
腰にドーンと体重が掛かる感じ。

で声の出し方。
顎をちょっと引き気味にして、延髄のあたりから声が出るイメージをする。
ちゃんと声が出ると、延髄付近がビリビリとしてなんとも気持ちが良い。
ちゃんと喉が開いて、ちゃんとした声が出ることの快感。しかも自分で言うのもなんだが結構良い声。に聞こえる。

あと最後に気持ち面。
イメージ的には野球場のホームベースあたりから外野のフェンスに声を届けるように考える。例えマイクが目の前にあったとしても同様。
これも喉を開いていないとなかなか難しい。


というのが先日ヴォイストレーナーの方にザッと指導してもらったこと。
あるところにお邪魔した時に、偶然そのお方(因みに女性。若くてお綺麗なおねえさん)を紹介していただいたのだ。


腹式呼吸は10年近く前、ある機会に簡単なレクチャーを受けて修得していたから今回の指導はすんなり飲み込めた。
バンドで歌う際にも応用していた。
でも今回改めて本格的に再度指導され、とても新鮮な感動を覚えた。
この場合指導時間は関係ない。密度の問題だ。
そしてその場は紹介して下さった方も含めての即席トレーニング道場になった。


手拍子に合わせて 「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ」 と息を吐く。
身体の余分な力を抜いて 「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ」 と息を吐く。
「・」の部分で自然に息が吸われる。


しかしジョンもポールも見事な腹式呼吸で歌い切っている。
あの時代である。誰に教わったわけでもないだろうに。
レコードを聴いて、それを耳でコピーして、そして何よりも呼吸法までコピーしていたに違いない。全部自力で。
やっぱり凄い人たちだ。


手拍子に合わせて 「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ」 と息を吐く。
身体の余分な力を抜いて 「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ」 と息を吐く。

 「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ」 と息を吐く。
 「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ」 と息を吐く。

だんだん調子が出てきた。リズムにも乗ってきた。僕は力を抜いてリラックスしまくっている。楽しい。非常に楽しい。
 「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ」 と同時に僕の身体からブッと排気が出る。


そして失笑される。

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2007年8月19日 (日)

そう来たか

ユーストアに買い物に行ったのである。星川店である。
で2階のユーシャレオで明日から着る肌着を奥さんに購入して貰ったのである。RENOWNの感度涼好(*)である。
(注*:ハイ・クールなタッチのメッシュ編み。吸汗速乾。半袖V首。二枚組。サイズM)
中国製かと思いきやタイ製であった。

こういう海外製のものの場合僕は目を皿のようにしてネタを探す。必ず何がしか見つかるからだ。ここで言うネタとはVOWネタである。
特に中国製のものはネタの宝庫である。
それは所謂「足マッサージ」が「足マシサーヅ」に強制変換されていたり「る」が「ゐ」と活用されていたり的なものである。
僕はそれを発見するのが大好きなのである。


Sinaun

件のRENOWNタイランドにもそれは発見された。其処には「しナウン」とあった。


その後も肌着買い付けは続くのである。僕はトランクス派なのであるが最近の僕のトレンドはニット・トランクスである。


濃い目の色を物色していたらチビが「パパこれにするといいよ」と自分でセレクトしたものを嬉々として持って来てくれた。


これだ。


Sarumata

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2007年8月18日 (土)

グローバルな感じ

googleには自動翻訳というツールがあって、これがなかなか面白い。
サイトをすっかりそのまま翻訳してくれるのである。
ここへのアクセスが偶に海外から来ている記録があるので不審に思っていたのだがおそらくそういう理由に依るものなのだろう。
自分のブログが英文にまるっきり翻訳されているのを見たりすると、何だかちょっと嬉しい気持ちになる。不思議なものだ。
しかし、外国人がここを読んでどれほど理解しているのかは甚だ疑問である。

それで翻訳不能な語彙は[   ]で表される。本来の使い方と違う片仮名や「アッチョンブリケ」というような意味の分からない言葉に対してのものだ。


ちなみに
「ブログ@レノすけ」は
[burogu] @ [reno] space
となる。


うーむ。

レノ
空け

ということか。
それではまるきり本意が伝わっていないではないか。


…しかし「ブログ」くらい翻訳してはくれまいか(笑)

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CAPO

最近セルターブではレパートリーの拡充を図っている。
今までの初期中心のスタイルから脱却し、中期の楽曲の再現に目下鋭意取り組み中である。

バンドにはニューカマーの機材も沢山増えている。各メンバーがそれぞれ各々の裁量範囲で(その中にはバンド裁量として)楽器や機材を買い揃え、新しい(というのも変な言い回しだが)ビートルズの世界に突入している。
詳細については追々。ただしここでは僕個人的な範疇についてのみ。


んーでもひとつだけ紹介します。

カポです。CAPOです。カポタストです。カボタストロとも言います。
あら最近の文字変換は素晴らしいわね。kapoと入力してもCAPOと変換してくれるのですねえ。


である特定の曲で、僕の担当するギターパート(アコースティックギター)が、非常に高いポジションで弾く曲がある。高いというのはボディに近い部分という意味である。
ギターにはとても便利なアクセサリーというかツールがあり、このカポもそのひとつである。
でその特定の曲であるが、カポを8フレットに装着するのである。普通じゃない。普通は精々7フレットまででしょう。流石ジョン様。既成概念に何も囚われていない。

【fig.1】
070817_200143で問題は8フレットである。
今まで僕が使用していたカポは、YAMAHAのブラス製のものである(fig.1)。これがなかなかの優れもので、しっかりと押さえてくれるし、装着した際のチューニングの狂いも少ない。使用して彼此通算25年である。その間一度だけの買い替えをしたのみである。使用頻度にも依るのだろうがそれでもかなりの耐久力である。一生モノとは言わないが確実に10年以上モノであることは確かだ。


【fig.2】
070818_090557で問題は8フレットである。
その曲で8フレットにカポを装着した際にどうしてもそのカポの螺旋部分が左手に干渉してしまい、上手くコードを押さえられない場合があることが判明したのだ(fig.2)。B7など。手首をこうグッとヘッド方向に曲げないといけない場合などである。まあ出来ないことは無いのであるが。


で問題は8フレットである。もうエエ。
丁度エレキギター(CASINO)にもカポを装着しなければならない曲もチラホラ出てきているので、この際アコギ用とエレキ用でひとつずつ揃えようと。そう考えたわけです。
そこでこの8フレット問題を巧く解決してくれるいいカポは無いかなあ と探していたところ見付けてしまったのです。

それがコレです。
Dunlop(ダンロップ) VICTOR カポタスト Curved DCV-50C
です。メーカーHPはこちら(英文)。


【fig.3】
070818_090530これが相当の優れモノで、カポの基本性能(ビビリなしチューニング狂いなし)を見事に満足しているほか、今の僕の要求するスペック(fig.3)も完全に満たしてくれているモノだったのです。
見た目にもスッキリし、手にする重量感も素晴らしく、使用感も最高です。ギターが巧くなったような気さえしてくる。ええそれは妄想ですが。


因みにカポに詳しいサイトはこちら。記事が少々古いようですが大変に勉強になります。


まあそんな感じで。バンドも僕も着々と前に進んでおりますよッ。
で次回はピックについてでも報告したいと予定してます。あくまで予定ですが。


(以下はVICTORとYAMAHAの比較写真)
070818_090049070818_090233070818_090313070818_090358

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2007年8月16日 (木)

俺か

そこの店長は毎月かわら版的なものを発行しお客様に配布している。
それがなかなか面白く、僕は行く度に興味深く熟読する。
音楽談義あり、時事ネタあり、また本業のヘアケアにまつわる話あり。

今月号にはその店長の息子さんと母君との会話の模様がコラムとして収録してあった。
「なんじゃそりゃ」 というタイトルであった。以下要旨。


---
「ただいまぁ」
「おかえり。今日は早かったのね」
「うん! あれ?今日はカレーなの?」
「そうよ。よくわかったわね?」
「うん。だってカレーの匂いがするもん」


で数日後。

「ただいまぁ」
「おかえり。今日も早かったのね」
「うん! あれ?今日はお父さんもう帰ってきてるの?」
「そうよ。よくわかったわね?」
「うん。だってカレーの臭いがするもん」
---


先日のこと。

僕は通勤にバスを利用している。
で名古屋の栄にあるオアシス21まで歩く。普通に歩いて約20分。ちょっとした運動になる。
しかしここのところは結構キツイ。
いま日本一アツイ街、それが名古屋 だからである。
湿度を計算に入れると不快指数100%超えである。


陽炎萌え立つコンクリートジャングルを歩きようやく到達する安らぎの場、それが冷房の効いたバスの車内である。流石オアシス。
いや・・・実はオアシス21のバスターミナルは暑い。というかかなり暑い。
エコかなんか知らないがもうちょっと、せめて1℃でいい、設定温度を下げては貰えまいか。いや、温度を下げるのが非エコであるならばもうちょっと風速を上げては貰えまいか。それだけで体感温度はグッと下がるのだ。


でまあ程なく到着したバスに乗り込み無事着席した僕は汗の滲んだシャツの腕を捲り上げ、そして喉もとのボタンを外す。
日によってはついでにベルトも緩め、ズボンのボタンも外す。もちろん人に悟られないようにだ。悟られたら最後、それはsuicideモンだからである。


すると、なんだか其処いらに其処はかとなく仄かな香りが。

いや、というより仄かな匂いが。
いや、というより仄かな臭いが。

オヤジ臭だ。


僕はムッとして (誰だよこっちはせっかくいい気持ちでうたた寝しようと思っていたのに寝れねえじゃないか) と辺りを見回す。
間違いなく近くにターゲットとなる脂ギッシュなオヤジが居るに違いないからだ。


だが僕を取り囲んでいるのは良い匂いのする綺麗なOLのお姉さんばかりであった。

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どんどんちゃ

「今日はこのCDにしよう」 とおぞましい絵のパッケージのCDケースを器用に開けてこれまた慣れた手つきでナビの自動開閉ボタンを押し更にピンポイントで必要なキー操作でそれを再生するのである。
それが10月で4歳になるうちの娘らが自家用車の乗り込んだ時の一連の作業である。

歌詞カードなどもちろん読めない。だから耳コピ である。
親の贔屓目と呼ばれそうであるが、客観的に判断して、彼女らはかなり耳がいい。しかもここに来て格段と肥えてきている。


冒頭の一曲目が我が娘らの愛唱歌である。


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2007年8月 8日 (水)

かのジョンレノンは、自分の声が嫌いで仕方がなかったという。
あんなに素敵な声なのに。
レコーディングの際にエンジニアに「もっと(声を)変えてくれ」 とよく迫っていたという。


でもまあ誰しもそうなのかもしれない。何たって生まれてからこの方ずっと付き合ってきているものなのだから。
人が聞いてどれ程素晴らしいと思う声だとしても本人にとっては別に大したものじゃないとしか思えないものだ。…ただ自分の歌をカーステで聴いて己の声に酔う松山ちーさんだけは別といえる(笑)

確かに、小学校の頃ラジカセで始めて自分の声を録音し、そしてプレイバックした時の衝撃は今でも強烈に覚えている。
思わずおっ母に「僕こんな声じゃないよね?こんな変な声じゃないよね?」と問うたが「いつものアンタの声だがね」と一蹴された。
なんちゅう恥ずかしい声をしとるんだワシャと首をくくりたくなったほどだ。こんな恥ずかしい声で毎日話しているなんてもう学校行けん。と。


まあ、で、今である。
僕の所属するバンド、セルターブでの僕の担当するファブフォーはジョンである。
あの、ジョンである。て考えると何と無謀な。
あの、ジョン様ですぜ。


ビートルズは、極論すると歌バンドである。だから疑いの地。ではなく歌が命。となるとイコール声が命。


やはり声だ。


今、悩んでいることがある。
声だ。


ジョンの、あの声が僕から発声出来ないことは解っている。声を決定するとされる骨格から喉の太さから何からが僕と彼とでは違うからだ。
ましてや僕はモノマネを目指しているわけでは毛頭ないから別に声が似ていなくともよいと開き直ってさえいる。
では何故悩むのか。


ジョンのように今歌えないからだ。

ジョンも、憧れるプレスリーのような声で喋り、歌いたかったという。
その影響がよく聴いて取れるナンバーも残されている。
だがジョンの声はジョンの声だ。唯一無二。

ならば僕も僕らしく自分の声で歌いきることがベストである筈だ。
…とは分かっていても、そこでいつもジレンマに陥ってしまう。
開き直っているくせにどうしても似せよう真似しようという意識が働いてしまう。


声とはやはり、心の状態が一番ダイレクトに表れるもの。
このジレンマがきっと好ましくない影響を僕の声に与えているのだ。


せめて、自分の納得の行く声で歌が歌いたい。
ということで目下暗中模索の日々。
でもこうご期待 と自分にプレッシャをあたえつつ。

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