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2007年10月

2007年10月30日 (火)

20年ぶり

先週の金曜日の晩から鈍痛が周期的に僕を襲う。土曜日曜と痛みと共にブルーに過ごす。夜はEVE2錠飲んで誤魔化す。で月曜の朝を迎える。もう辛抱堪らない。限界だ。
で行く。意を決して。


恐る恐るドアを開け受付を済ませ問診表を書く。
暫くすると「田中さんお待たせしました」とナースが呼びに来る。僕以外に待っている人はいない。だが僕は山本だ。


顔にタオルを掛けられる。これはちょっとした恐怖だ。次に何が起こるのかわからない。
相手が手に何を持っているのか見えない。従い完全な受動態となってしまう。先手が打てない。
まあここで先手を打っても一切が無駄なのは解ってはいるが。大体処置台に横たわった状態でどんな先手を打てると言うのか。


「先に掃除からしますね」と優しい声で衛生士の女性に言われる。
ああ恥ずかしい。
「見たことありますか?」と訊かれる。
「怖くて見れません」と答える。これもここを避けていた理由のひとつだからだ。煙草吸いには辛い一瞬だ。
「大丈夫ですよ綺麗になって来てますから」と励まされる。実際見違えるほど綺麗になった。ちょっと嬉しい。いやかなり嬉しい。


しかし医学の進歩と言うものはまさに日進月歩である。
今日そこでの体験は僕の認識しているイメージとはガラッと変わっていた。
麻酔が痛くないのである。本当に全く痛くない。素晴らしい。
大体痛くないようにするための麻酔注射がこの上なく痛いということ自体に従来から持って行き場の無い矛盾を感じていたのでこれは大変素晴らしい進歩である。
そこで処置される麻酔の注射というものは僕の記憶の中では強烈極まりないものであり、のた打ち回るべきものであり、涙をチョチョ切らせるものであり出来得ることなら避けて通りたい出来事のトップクラスにマークされているのであるが、今日のそれは違った。
今か今かと筋肉を強張らせ身構えているうちにシカッのひとつもなく麻酔がかかり処置が始まりそして終わった。


ただ口を漱ぐ時に端から水がピューっと迸ってしまうのだけはどうしようもない。僕が制御できる範疇を超えてしまっているからだ。今日は仕事を抜けて行ったのでお陰でワイシャツが少し濡れてしまう。
途中何度か話しかけられるがこれもまた唇がうまく動かせないので「はい」と答えたつもりが「あい」になってしまう。


インフォームドコンセントが行なわれる。
今後の方針を確認する。保険適用か否かの選択などする。

しかし撮ったレントゲン写真は衝撃的であった。親知らずが奥歯に対して水平に在る。つまり奥歯に対して直角にいるのである。歯的にありえない角度だ。何処に向かおうとしているのか。
右の上下のそれは前回の時にやっつけてある。ただ最深部の上下の奥歯もろとも道連れにされたが。そのときのことはよく覚えていないがやはり角度はこれと同じだったのだろう。
「ダメだ折りますよ」と先生に言われ断る術もなく了承するや否や首がガクガクするくらい振り回されて結果グボキッという鈍い音と共に何かが折れた音だけは良く覚えている。
で左はまだ残っている。とりあえず今は害が無いから放置することにする。


午前中に処置してもらったので社に戻るとすぐ昼休みの時間となった。
ご飯を食べようにも口の中は不味いしうまく噛めないしかといってお腹は猛烈に空いているから頑張ったのであるが結局残してしまう。無念である。


午後、麻酔が切れる時が辛い。貰った頓服を飲む。
しかし二十歳の時以来20年ぶりに行った歯医者なのであるが、思いの外虫歯が少なくブラッシングの指導だけ念入りにされたくらいで意外に早く完了しそうなので安心である。

ああしかし痛い。完全に痛みに支配されてしまっている。
開放されたい。早く。この痛みから。

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2007年10月29日 (月)

ドロドロからサラサラ

「きょんきょんきょんきょん」という異音を発するようになってきた。最近。
気付けばもう一年にもなる。もう潮時かも知れない。快調には程遠い。最早これまでか。
ここまで来ると処置を申し入れるのに躊躇する。騙し騙しここまで来てしまったが引き返すべきポイントをとうの昔に過ぎてしまったようだ。


「ドロドロでしたよ」と言う。明らかに呆れている。不届き者である僕に対して。
「やっぱりそうでしたか」と答える。それが精一杯だ。恐れ入ってしまった僕は思い切り恐縮し萎縮し切っている。


で結果は物凄く良好である。
快調そのもの。生まれ変わったようだ。


やはりオイル交換というものはこまめにしなければならぬ。

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