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2008年7月21日 (月)

安息の場

扉を閉め、施錠する。


見つからないように僕は気配を殺し、そーっと、そーっと足音を忍ばせて扉の向こうに滑り込むのではあるが、ガチャリという扉の音に反応し目ざとく発見されてしまう。
発見されたが最後、扉を叩かれる。しかも、激しく。
無視していると一層激しくなる。ドアノブをガチャガチャと回され、電気はON-OFFを繰り返され、そして早く出て来なさい、そこで何をしてるんですか、などと扉の向こうで騒いでいる。
この様はまるで借金の取立てに来た暴力団の追い込みのようだ。僕の言い分などただの一言も言わせてくれない。まさに問答無用、である。

さらに扉越しに確認される。ウンコなのかシッコなのか。答えなさい。と。
この時、ウンコと答えたりなどした場合は扉の向こうは爆笑の嵐だ。その上さらに一層激しく追い立てられる始末である。これでは出るものも出ない。


我が家に僕の安息の場は、すでに無い。
それが愛されている証拠であるのは間違いないとは思うのではあるが。

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