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2008年8月

2008年8月17日 (日)

ポニョ

ポーニョポーニョポニョを観てきた。
強力なリクエストが入ったので。チビ達から。

毎日、毎日、リクエストが入った。「行く?ポニョ。今日行く?明日行く?」…毎日である。
で「よーし明日行こう。ポニョ行こう」
で観てきた。家族で。
だがホントは自分も観たかったのだ。実を言うと。


チビ達にとっては初めての映画館での観劇である。だから若干不安はあった。果たして2時間近く持つだろうかと。集中力と辛抱が。チビ等の。
だが結果心配には及ばなかった。ちゃんと持ち堪えてくれた。途中一回のトイレ休憩を除けば。…僕の(笑)

でポニョは実に面白かった。
だが人魚姫の話である。果たしてハッピーエンドとなるのか?
とまあ大人のそんな邪推はチビ達にはどうでも良いわけで、目の前の大スクリーンに映るポニョや個性的なキャラクターが生き生きと動いている様を見つめるその目は本当にキラキラ輝いていた。
そんなチビ等を横目で見てその姿にジーンときてしまった親バカな次第である。


でポニョは実に面白かった。
主人公のポニョと宗介の二人は5歳であり、そしてそれはうちのチビ達が間もなく迎える年齢である。
この映画を”本当の意味でリアルタイムで”観ることの出来る彼女らがちょっと羨ましかった。

物語の中の色んなシーンで笑い、驚き、そして一緒に歌うことの出来るその瑞々しい感性を、出来る事なら忘れないでいて欲しいと思う。生涯。この子達に。



歌は、デモヴァージョンの方が断然、良い。その声の余りの愛らしさに思わずケータイの着信音にもしてしまった(笑)
そして多くの人がそうであるように、気を抜くと頭の中で鳴ってしまうのが難点ではある。

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2008年8月 4日 (月)

リアルまる子

こないだの土曜日お隣の町東員町にちびまる子ちゃんの一行がやってきた。
で観に行ってきた。

劇団飛行船の方々によるマスクプレイミュージカルだ。
僕の唯一の気がかりはまる子の声がTARAKOさんかどうかのただ一点であったが、それは見事にクリアされていた。
要するに録音・編集された音声にライブで完全に動きを合わせるという神業集団によるミュージカルだったわけである。
アドリブ、厳禁である。


僕達家族の席は会場最後列から3列目くらいであった。これがなかなかよかった。ステージ全体が見渡せたし。
でステージが始まる前に、お姉さんの声で場内アナウンスが流れたのだが(これは録音でなく生)、場の雰囲気に推され思わず僕も一緒になって大声を出してしまった。
「さあみんなでこれからまるちゃんを呼びましょうね〜!1、2、3、まーるちゃーん!」
「まーるちゃーん!」
てな具合でタイミングバッチリでピーヒャラピーヒャラとテーマソングが流れそして緞帳の前にまるちゃんが「こんにちはー!」と元気一杯飛び出してきた。
途端に前列5列目くらいまでの子供達が一瞬硬直したように見えた。

まるちゃんがリアルだったのだ。
そしてこれは充分に予想できた筈だが、思いのほか大きかったのだ。身体が。
そして頭蓋が。
肩幅、一杯である。

まあステージが始まってしばらくするとその頭蓋サイズにも慣れ、物語にすんなり入り込む事が出来た。
まるちゃんとたまちゃんの間の信頼とクラスのみんなの友情と家族の愛情が一杯詰まった良いストーリーだった。


生の舞台はやっぱりいい。
舞台終盤、フィナーレの時に客席にまるちゃんとたまちゃんを除く全員が下りてきて、子供達みんなに握手のサービスなんかしてくれるわけである。
そして最後列あたりの僕の家族の席にも、来てくれた。


友蔵が。


頭蓋が異様にでかく、そして頭蓋の尖った友蔵が。
ステージ上で他の誰よりも一番いい動きをしていた友蔵が。

リアル友蔵が。


上のチビはかなりビビリつつも握手に応じ、そして下のチビは椅子から転げ落ちんばかりに逃げた。友蔵から。
そんな彼女らの談話である。

上のチビ談「友蔵、手が冷たかったね」
下のチビ談「友蔵、ワニより怖かったね」

事実、至近距離で見る友蔵は、ある意味凄まじかった。巨大頭蓋の頭頂部までの身長はゆうに190cmを超えていた。
ちなみに妻は、花輪君に来て欲しかったようである。


そしてホールの建物を出て駐車場に向かう時に、ホール裏の搬入扉辺りに汗みどろになって煙草を吸っているおじさん達がいた。
僕は心の中で「お疲れ!」と言った。
きっと彼らこそ、数分前まで友蔵やヒロシや丸尾君や花輪君だった人たちに違いないからだ。
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