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2009年2月

2009年2月26日 (木)

風の歌を聴け

この季節は手洗いうがい励行が我が家の必須事項なのである。ま何処の家庭でも同じだとは思いますが。

ところで我が家ではここのところ給湯器がヤバくなってきており、湯温が程よく温まるまで結構時間がかかってしまうのである。
仕方ないからジャージャー湯水のごとく水を流し適温の湯になるまで待つのであるが、これが非常にもったいない。根が貧乏性なので温まる前に手を洗い出してしまう。なので温まった頃には完了しておるという寸歩である。んなこたどうでもいい。


で重要なのは手洗いうがい励行である。

先日、夕暮れ時にチビと一緒に帰宅してそしてお決まりのように手を洗おうとした。
その時は結構お腹が空いていたので「さ、さ、早く手を洗ってご飯食べようね」と言いながら僕は娘の介助をしてあげた。つまり背中から手を回し、袖を捲くってあげ、まだ水が冷たかったので嫌がる子供の手に石鹸をつけて一緒に洗おうとしてあげたわけである。


その時。
「グゥ…グォー…」というような音が聴こえた。幽かに。

手洗いの手を止め、チビは耳を澄まして遠くを見るような目でこう呟いた。
「パパ…風の音がするね…」

その時、外では雨混じりの風が結構吹いていたのだ。
春の嵐だ。


こんな風に時として大人びた仕草や言葉遣いをする我が娘。
こうして一つ一つ大人の階段を上っていくのだなあ。


なので実はその音が、本当は僕のお腹から出た空腹音だとはそんな目をしている娘には、僕は言えなかった。

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2009年2月24日 (火)

スーパーで熟読

どうやら僕には生鮮品等の買い物をするセンスというものが欠落しているようなので家族でスーパーに買い物に行くような際は専ら子守に専念することになる。
空のカートに子供を乗せ最初は奥さんの後を付いて回るのだがそうこうするうちにはぐれてしまい、店内をグルグルとさ迷うことになる。当てもなく。

基本的に僕は文房具が大好きなのでこういう場合はそのコーナーにも当然のように立ち寄ることになる。特に何を買うでもないのであるが。財布を持参していないのでね。
そんな時に新機能の文房具が並んでいたりすると非常に幸せな気分になったりする。まあ文房具は今日の話題にはなんら関係はないのでどうでもよいが。


で店内を巡るのにも飽きると落ち着く先は書籍のコーナーとなる。
然るに主婦層が顧客の多くを占めているスーパーだけに陳列されているものはやはり主婦向けのものが圧倒的に多い。ファッション関係の雑誌やら住まいや料理に関わるもの等々である。
次に多いものが子供向けのものだ。「たのしい幼稚園」とか「おひさま」とか。プリキュアとか仮面ライダーとか。
うちのチビ達も例に洩れずこの辺がモロにストライクゾーンど真ん中なようで、このコーナーに立ち寄るや否やちび達はカートに乗り込んだままで思い思いの書籍を手に取り熟読態勢に入る。非常に微笑ましいものだ。
で後はお父さん向けのものが少量並んでいる。パソコン雑誌やら車雑誌やら文芸雑誌やら。余談だがこの文芸雑誌は表紙になぜか艶かしい画が付いているものがやたら多い。僕の名誉にかけて記しておくが僕はそれに手を伸ばす域にはまだ達していないので手にすることはない。手にしたいかどうかは別問題として。

とまあざっとこんな感じなので僕としては何より好きな書籍を目の前にしているにもかかわらず僕の読むべき書籍はそこには見付からないのである。残念ながら。
ま早い話がそこには僕の欲するPlayerやGuitarMagazineという音楽系の雑誌など皆無なのだ。残念ながら。置いてあることを期待するだけ虚しくなってくるのだす。


だから仕方ないので僕は適当に目に付いたものを手にとってパラパラとやるわけであるが、その日は非常に興味をそそる雑誌が置いてあったのでそれを読み耽ってしまった。

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ムーだ(笑)


決して僕はオカルト的なものに興味津々な訳ではないが、この手の書籍には子供の頃から弱いのである。中でも特に矢追純一的なものには。
好きか嫌いかと訊かれれば、大好きなのである(笑)
矢追純一のUFOスペシャル。あのジングル。テテテーテテテテテー。最高です。いまだにあれを超える特番はありませんねえ。少なくとも僕の中では。


スーパーの片隅で書籍を一心に読み耽る親子の図。
本好き親子を自認している我が家にとってある意味これも価値的な時間の過ごし方なのである。
例えそれが「たの幼」と「ムー」であったとしても。

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2009年2月21日 (土)

ハンサム・スーツ 前夜

いざそれを導入することを実行に移すことが決議されたはいいものの、僕の職場が丸の内長者町繊維街付近にあるという理由で先遣隊としての任務を任されたのである。
ターゲットは仕立ての出来る問屋さんだ。こちらのオーダー通りのものを。仕立ててくれそうな。しかも比較的安く。

時間のある時に少し歩き回り、二三軒それと思しき店も見つけた。
しかしただいきなり突撃するというのも芸がないので、事前にネットで情報を収集しておくことに。
でもしかしうーん、ネットではうちらのニーズにあったものが出来るのかどうかよく分からない。当然ながら予算の関係もあるし。結果的に大幅な予算オーバーとなってはいけないし。
どうする。んーまいいや。今日、帰りに寄ってみようか。


…でもどうだろう?
改めて考えてみるとこちら側のニーズというものは極めて特殊であり、なおかつ極めてマニアックな部類に属するものだ。
イメージがある程度ハッキリしているとは言え、細かい部分はまるで分かっていない。
果たしてどこの誰かも分からない一見の客に対し、具体的な形が出来上がるまで付き合ってもらえるものだろうか。いい加減とは言わないにしても、ある程度のところで先方が妥協してしまうのではないだろうか。
疑念はある。いやむしろ確信に近い。
店側として、あ〜あ困った人が来たぞ的な扱いを受けるのは目に見えている。間違いなく。
また、実際長者町の問屋さんは問屋さんだけに閉まるのが早く、仕事の定時(17:30)が終わってダッシュでそこに行っても既にシャッターが閉まっているかもしくは今まさに閉めようかしているような状態なのだ。そんな状態ではジックリと落ち着いて話が出来るとは思えない。


で気付く。

こちら側のニーズを満足させることが出来るかどうかの唯一の選択肢とは(無論、その選択肢の肯定側が必要だ)。


それは。

ビートルズが好きか否か。
いや、大好きか否か。
ただその一点のみなのである。

要は早い話が、「ビートルズコピーバンドである俺達にとことん付き合ってくれてその上で一緒になってそれを創り上げることの出来る店」でなければならないということだ。


仕事の帰りにフラッと立ち寄ってあの〜どうでしょうこんなん出来ますかねえ的なそんな風情でそれに該当する店に出会うことが出来る確率など端から分かっている。
それは限りなくゼロに近いだろう。

じゃあどうする。
近郊のコピバン業界の誰かに該当する店を紹介して貰うか。確かにそれも手だ。
でも、今回だけは自分で見つけたい。せっかく創るなら自分達のこだわりもある。

どうしよう、どこがいいだろうと数日間悶々としつつ長者町の当初突撃予定だった店の前を通り帰宅している時に何かが心に引っ掛った。

そしていきなり閃く。
あそこだ。あそこの店なら何とかしてくれるかもしれない。いや、絶対に何とかできる。
あの店長が一緒になって協力してもらえるなら、いいものが出来るに違いない。
きっと。


何故それに初めから気付かなかったんだろう。
決めたら話は速かった。
「何?ビートルズスーツ?ウンウン。わかるわかる。でどうするの?ハードデイズナイトの辺り?それともヘルプの辺り?」
…話が早い早い(笑)

そして結果は、あの時感じた閃きの通り。
ステージに臨む俺たちの意識まで変える大満足のカッコイイ衣装が出来上がったのだ。

(以下、たけスンの筆によるSELTAEB-log(2008.12.30付)に続く)

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2009年2月16日 (月)

エアーチョコ

今朝オフィスに出社すると社の女の子がニコニコしながら寄ってきたので「なに?チョコ?」と聞くと「え?あ、いやあの、じゃこれ」といって目には見えないそれを僕に手渡した。
「これは本命ですか?」と僕が尋ねると彼女は「ええ、私は妻子ある人にしか本命は渡しませんから」と言うので「わかりました。しかと受け取ります」と僕は答えた。

 

 

嗚呼エアーチョコ。

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2009年2月10日 (火)

音楽の絵本

2月7日に桑名市民会館大ホールにクラッシックのコンサートを聴きに行ってきた。

F004757720080508182439_2『音楽の絵本』コンサート


子供たちと近所にあるサンシティに行った時。
そこのインフォメーションコーナー付近に貼られたこのポスターを目にした瞬間。
心奪われ「行こうか」となった寸法である。
無論、心奪われたのは僕である。


だが何しろ果たしてクラシックのコンサートだ。
子供たちはジッと耐えうることが出来るだろうか。というような心配はそもそも完全に杞憂であり、会場に着くや否や居るわ居るわちびっ子が。乳幼児が。生まれたてと思しき赤子まで。
そう、これはちびっ子を対象としたコンサートなのだから。

とは言え、子供向けと侮ることなど出来ない。
音は最高だった。一流の演奏家が集結している。大人が聴いても聴き応えのあるステージに純粋に感動しました。


出演は管楽器組のオカピさん率いる「ズーラシアンブラス」、弦楽器組の「弦(つる)うさぎ」。
演奏家全員が動物の着ぐるみ(というか被りもの)を身に纏っての演奏である。
その衣装はクラシックのコンサートだから写真の通りタキシードとドレス。
そして全員手袋着用。人間ではないわけだから肌の露出があってはならぬという寸法か。なるほど。

ここだけの話僕も昨年末に着ぐるみ的なものを身に纏い演奏した経験がないわけではないのでその苦労は若干は分かります。
あれはやり辛かろう。弾きにくかろう。手袋着用でヴァイオリン?まじで??ビックリしました。でも何より暑かったでしょう。うんうん。みなさま本当にお疲れ様でした。


それにしても前述の通り音は一流。
動物の演奏家の方たちは一言も声を発することなく、音楽だけで観衆を魅了するわけです。いや、音楽だけでなくその身体の動きやアクション、そしてステージング。
言葉でなく身体の動きで笑を誘うなんていう芸当はまさしくもうパントマイム芸術の域にまで達しています。何より音楽で人を笑わせるっていうことは本当の実力を必要とする最も難しいこと。
恐れ入りました。音も演出もまさに芸術。


ホールとしては結構小さい方なのかもしれない桑名市民会館大ホール。それでも最新鋭の立派なホールだ。
流石にマイクで音は取るだろうと思いきや完全なアンプラグド。
管楽器はまあ分かります。ですが弦(弦楽四重)もマイクなし。生音一発勝負。
そのサウンドはもの凄く綺麗でそして繊細で、まさに「音」とは目には見えないけれど空気を伝って耳に届くという感じがよく分かりました。それを改めて教えて貰えただけでも感動です。


090207_150944で演目が終わってからロビーでサイン会があるといいます。
子供たちにサインどうする?と確認するまでもなくパンフレットを購入しそこにサインして貰おうと僕の一存で決定。
ついさっきまでステージの上にいた人たちがいま目の前に!すっかりミーハーですわ(笑)
でもなんだろう、このドキドキした感覚。握手させてもらおうかな。要はファンになっちゃったってことですわ。ハッキリ言うと(笑)


僕たちの席はかなり後方だったので、チビたちはステージ上で見えるサイズと今目の前にいる人(動物)のサイズが感覚的に一致しなかったみたいで、目の前の彼らの思いの外大きいその頭部にチビCは恐れをなし、握手を拒むとオカピさんは何とも悲しそうなジェスチャーを(笑)
どこまでも芸達者な人たち。愛すべき楽団。うん。完全にファンです。


また近くにコンサートに来てくれたら絶対に聴きに行こうねと一同堅く約束をして帰途についたのでした。


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あと余談ですが。
本当の余談ですが。


F0047577_8492234弦うさぎさん達。
ドレスもとても美しくて、演奏も素晴らしくて。お辞儀のしかたも本当に愛らしくて。
最高なんです。


けど、
どうしても、あの。


矢追純一さん系の。
あの、


グレイに。


見えてしまうんですが。

あ、いや、でもだって皆さん出てきたら泣き出す子供結構居たんです(笑)
…でも僕は大好きですよ~!

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2009年2月 9日 (月)

天狼星(シリウス)に

とある機会で歌を歌わせていただいた。


そこでは何を歌っても良かった。完全に僕の自由。
それだけに何を歌うか。何を伝えたいのか。
悩んだ、悩んだ。


この歌の存在は以前から知っていた。
でもその時は声に出して歌おうとは思わなかった。いや、歌えなかった。
僕が歌える歌ではないと思っていたからだ。
そこまで、僕は到達していないと。そう思っていたからだ。


そして娘が生まれて。家族が増えて。
日一日と大きくなってく彼女らの姿を毎日目の当たりにして。


何時か訪れるだろうその日のことを、時折想う。
うまく想像すら出来なけれど。
間違いなく彼女らにも僕と同じように、彼女らの人生があるのだ。
自らの足で、力で、道を歩んで行くのだ。


ふとそう思った時にこの詩の一節が心に浮かんだ。

父さんよりも 愛する人が
出来るなんて 思わなかった

不覚にも涙が零れそうになったが、そこは堪えたよ。
だって情けないじゃんね。


天狼星に

自分だけは だませなくて
独り夜汽車で 旅立つけれど
ひとつひとつ 数える駅の
数だけ不安も 数えている

それほど遠くへ行く訳じゃない
それが悲しい理由でもない
父さんよりも愛する人が
出来るなんて 思わなかった


膝の荷物が 二十余年の
重さというには 軽すぎるけど
いつか何処かで 根付いたならば
許してもらえる そう信じてる

窓から見上げる夜空にひときわ
輝く星の名は知らないけれど
蒼い光に かけて誓う
何があっても くじけない

それほど遠くへ行く訳じゃない
それが悲しい理由でもない
父さんよりも愛する人に
出会うなんて 思わなかった

父さんよりも愛する人が
出来るなんて 思わなかった

 詩 さだまさし

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2009年2月 4日 (水)

VOX PYTHON STRAP

ビートルズのコピーバンドを始めてはや7年。いや1999年にスカウトされてからだから9年だ。

ジョン担当者として何故かいきなりRickenbackerではなくEpiphone CASINOを最初に手に入れ(これは僕が後期ビートルズに強い思い入があったからだ)、それから紆余曲折を経ながらも一つ一つ地道に楽器や周辺機器を揃え、数々のライブをこなし、気が付けば今や立派なアラフォーなビートル☆バカとなった。

それでも今まで欲しかったにも関わらずどうしても手が出ないものがあった。


これだ。

VOX PYTHON STRAP ギターストラップ

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文字通りPYTHON(ニシキヘビ)の鱗をモチーフにした装飾の施された、リッケンバッカー325を吊るためにジョンがVOX社に特注で作らせたというストラップ。
以前にこのブログでも触れた。

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見ての通りこれがまたカッコよくて。欲しくて欲しくて。
でも高くて(笑)

着けたらカッコイイに決まっているのにサラリーマン兼バンドマンとしてはなかなか音に直結する楽器以外の装飾品購入というものは踏ん切りがつかなかったりもするんです。
根が貧乏性なもんで。


でも今回。
遂に手に入れる決心をしたのであります。
思い掛けないチャンスにも巡りあったので。


思い立ったが吉日。早速探しました。
以前何気なく探していた時は当然の如く輸入品なので常に品切れ状態だった記憶があるので急げ急げ善は急げてな感じで。
でやっぱりここは信頼の置けるビートルギア専門店が一番。
買う前にどうしても確認したいこともあったし。


ということで有名な東京のWITHさんのHPを覗くと何とトップページにひときわ大きく「VOX パイソンストラップ入荷しました」とあるではないか!
これはまさに以心伝心。WITHさん以外はもう考えられない。
で早速メール。


確認したかったこと。
それはストラップのサイズ(長さ)だ。


僕はあまり身体が大きい方ではないのでというか小さい方なので、当然ギターを抱える際にもストラップが長すぎると非常にしまらない感じになってしまうわけであります。
そうでなくても特にビートルズは持ち位置が高めであることもあるし。
そんなわけで僕がリッケンバッカー325を抱える際にベストのストラップ長は経験値で89cmというデータが導き出されているのであります。

でその旨メール。
翌日、写真付の丁寧なメールを返して頂きました。


結果やはり純正ではバックル部を調整したとしてどんなに短くしても94cmが最短だという。
5cmの差は大きい。

だが手はある。自分のベストの位置に穴を追加工すればいいのだ。戴いたメールによるとジョンも同じ様にバックル部を取り外し穴を追加工していたとのこと。
それを聞いたらもうトドメ。どこまでもジョン様の通りにいたしますわ。


で今日。
届きました。

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手に取ると思いの外重い。この重量感が堪らない。ジャラッとした感じも堪らない。メッキ部がすぐ錆びそうで手が掛かるとしてもこれまたすでに楽しみのひとつに。


ビートルコピバンを始めてはや九星霜。
嗚呼やっと念願の憧れの品を手に入れることが出来たこの幸せよ。


そんな感じで早速届いたものをせっせと325に装着し、一人鏡の前でニマニマしている自分がいるのであります。
もちろん妻子の寝静まった深夜にです。そんな姿決して人には見せられません。


ちなみにWITHさんのブログ(2月2日付)でもこのことが取り上げられていました。
ちょっと恥ずかしいけれど光栄です。中島さんありがとうございました。


でも問題がひとつ。
ストラップのエンド部が10cm程余ってしまっているのだ。ギターの後ろで。プランプランと。


単に切ればいいのだが。

でも愛するこのストラップにハサミを入れる勇気が今はなかなか湧いてこない(*)のだ(笑)


(*):後日、結局近くの革製品の直し屋さんに持ち込んでカットの上、それはそれは綺麗にミシン仕上げしてもらいました♪

(追記:パイソンストラップのメッキ面のくもりについての対策はこちらのページを参照)

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