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2009年3月

2009年3月29日 (日)

深夜の闘争(3)

「コレ、使おか」とやにわにお義父さんが取り出してきたアイテムは正に秘密兵器と呼ぶに相応しいものであった。
それは台所の配管内部を清掃するブラシ付きワイヤーである。

暗闇の中で一筋の光明が見えたような気がした。誰がどう考えてもこれで問題は解決することは疑いない。万歳三唱したい。
しかしその小一時間後、再び暗闇の中で絶望に打ちひしがれることになるとはこの時点での二人は知る由もない。


一戸建て住宅には通常、下水のマンホールは幾つかある。排水の系統別に。
ドボドボドボドボ溢れている問題のマンホールの下流側に位置するマンホールを開けてみる。すると予想に違わずカランカランに乾いている。

要するに、そういうことだ。

ドボドボマンホールをA地点、カランカランマンホールをB地点とすると、A地点とB地点の間に何らかの重大な問題が横たわっているわけだ。いや、ハッキリ言うとハルのトイレットペーパーが横たわっているわけだ。

遂に目に見えぬターゲットは見えた。いや初めから見えてはいたが。後はコレを排除するだけだ。


A地点とB地点間の直線距離は目測で約5m。
ブラシ付きワイヤーの長さは約3m。
ということはA地点とB地点の両側からワイヤーを差し込めば、必ず中間地点のどこかでオーバーラップすることになる。これでターゲットのその姿を間違いなく白日の下に曝すことができる。


お義父さんとアイコンタクトを交わす。

さあ、掛かろう。仕事に。
糞尿まみれの仕事に。

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2009年3月24日 (火)

DESPERADO

名曲中の名曲です。
いわずと知れたイーグルスです。


これが歌いたくて歌いたくて。遂にLIVEでやってしまいました。ちゃんと相方に許可も貰いました。
やるなら出来る限りオリジナルに忠実に。そう考えるとやはりバッキングはピアノです。それ以外は考えられません。
でかなり練習しました。特にイントロを。
譜面なんて持ってませんもんで、あくまで耳コピです。
だからイントロだけは完璧に音を取りました。それ以外の歌の部分のキーのポジションは適当です。コードを間違いなく押さえるのを条件に。あの雰囲気と空気を出せればよいのです。

アレンジとしては2番のサビから入るドラムを相方のカホーンで表現。なかなかうまくいったと思います。


でも何よりドン・ヘンリーのあの声が出したくて出したくて。
英語の歌い回しって発音ももちろんそうだけど日本語とは全く違うので難しいんです。日本人には。
だから原曲を聴いて聴いて聴きまくりました。
150回は聞いたと思います。
でカーステでこの歌を何度も何度もかけているうちに子供たちまで覚えちゃって(笑)
双子のチビが声を合わせて♪デ〜スペラァドゥ って歌いだしたときは笑った(笑)
でもチビがオリジナルのドンヘンリーの声の音源を聴いて「パパの声にちょっと似てるね」と言ってくれた時はお世辞にも嬉しかったな(笑)


歌詞もそらで完全に覚えました。まあ150回も聴いたら覚えるわな(笑)
でもそれでもまだまだなんです。人前でLIVEで歌うという行為とは。やっぱり崇高なんです。畏れ多いんです。
…でも歌ってしまったのですなあ。
まあ、チャレンジ精神ということで(笑)


多くのアーティストにカヴァーされている理由も肯けます。
歌の持つパワーというものを実感させられる歌は、こうして実在するのです。



もう一つの映像は僕の尊敬するアーティストである佐藤竹善さんのヴァージョンで。


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2009年3月19日 (木)

深夜の闘争(2)

気が付くと時刻は26時半だ。丑三つ時である。

かなり冷え込んできた。おまけにパジャマは飛び散った水で半濡れだ。忍び寄る冷気が汗ばんだ身体から体温を奪っていく。

外に出るか。さもなくば諦めて寝るか。
こんな深夜まで汗みず垂らして頑張ったんだから寝たとしても誰も責めはしまい。

いや、出よう。やっぱり。
パパは遅くまで闘って勝ったんだよ。トイレに勝ったんだよ。と。娘に胸を張りたい。
もし今僕が独り暮しならとうの昔に諦めているに違いない。家族の支えとはかくも偉大なものなのだ。


さて。出よう。
ただお義父さんを道連れにしよう(笑)


でお義父さんを起こす。すみませんねえ。こんな夜更けに。実はトイレヤバイんす。一階も二階も。全滅なんす。

お父さんの起床は速かった。ものの数秒でベットから立ち上がった。若干ふらついてはいたが。普段ちょっとというかかなり頼りない感じのオーラを放つお義父さんなのであるがこういう時は流石、である。
「何や?トイレか?詰まっとるんか?アカンやないか」


でまず室内の現場で状況説明。
よっしゃわかった先ずは俺に任せとけとばかりにお義父さんはどこかからマイ・キュッ・ポンを引っ張り出してきて再びキュッ・ポン。キュッ・ポン。です。
キュッ・ポン。キュッ・ポン。です。さらにンジャゴーです。
うーん、これはアカンな。配管やな。
そうですよね。そうなんです。
外出よか。はい。
出ました。


で裏に回って懐中電灯で地面を照らすとそこはかとなく濡れているように見える。特に問題のマンホールの辺りが重点的に。何故だ?何だこの水?
でマンホールの蓋を開けると疑問が解決する。
水が、居るのだ。そこに。溢れんばかりの水が。いや実際溢れているのだ。しかも水と言ってもただの水などではないので念のため。
それを調子に乗って二人してキュッ・ポン。キュッ・ポン。したのです。
キュッ・ポン。キュッ・ポン。の度にドボドボドボドボ溢れ出ていた寸法な訳です。


まあ。
過ぎたことはしかたない。
今の二人には前進あるのみなのだ。掛かろう。作業に。

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深夜の闘争(1)

流した途端見る見るうちにヤバい水位まで達して来たのである。あれよあれよという間に。それはかつて体験したことが無いほど本当にヤバく、僕は溢れることを覚悟した。寸前のところで何とか持ち堪えてくれたが。
「かなりヤバいです」と僕は起きている家族の皆に告げ、そして扉に張り紙を張った。
『トイレつまり中。しようきんし』と。子供にも読めるように。
一階がダメだと分かったのでじゃあと二階に行ったお義母さんも僕と等しい体験をしたようで、同様な感想を洩らした。「確かにあれはヤバいね」と。


聞くとお義母さんには思い当たる節があるという。それは姪っ子のハルの仕業によるものだろうと。
なんでも一週間ほど前。2歳になるハルはトイレットペーパーを必要以上に潤沢に引っ張り出し、そしてそれを水に浸し、その上で何の躊躇もなく水を思い切り流す遊びをしていたという。無論トイレットペーパーを千切ることなく。結果どうなるか。水は流れる。紙は吸い込まれる。カラカラと(笑)面白いからまた流す。躊躇は、無い。
問題は、それを幾度繰り返したかはハル本人にしか分からないことなのだ。
確実に、それが詰まっているに違いないと皆が確信する。


こういう展開になってくると必要なものはアレだ。キュッポンキュッポンだ。正式名は家族の誰も知らない。それで通じるからだ。だがそれは家には無いという。
今はいい。だが問題は明日の朝だ。小さい子供も居る。
ましてや僕などは朝食のあとすぐにところてんの様なものですぐ来てしまうのである。その時点では一刻の猶予も無い。
小ならまだしも。大では壮絶且つ悲惨なことになるのは必至だからだ。


しかし時は既に25時近い。近くのホームセンターなどとうの昔に閉まっている。うーむちょっと遠くの深夜営業のスーパーに行けば置いてあるかも知れない。うん。俺ちょっとひとっ走り行ってくるわ。いってらっしゃ〜い気をつけてね。
深夜30分かけて川越のマックスバリュまで走る。件のキュッポンキュッポンも無事すぐ見つかりついでにビールとおつまみを買って帰る。キュッポンキュッポンとビールとおつまみが一緒の袋に入っている光景もなかなか微笑ましいものだ。
で帰ってくると何ともうみんな寝静まっている。俺寒い中ひとっ走りしてきたッちゅうのに。でもまあしゃんない。26時近いもの。
まいいや。まずはビール飲もう。キュッポンキュッポンが手に入ったからにはもうこれで大丈夫とビールには利尿作用がある事などはすっかり忘れている。で当然暫くするとトイレに行きたくなる。まあさっきお義母さんの時も何とか持ち堪えたみたいだし、きっと大丈夫だろう。でまあ結果大丈夫だった。


ふーん。それにしても問題は何一つ解決していない。
そろそろ闘わねば。


腕まくりをした僕は、足を踏ん張り、作業に掛かる。キュッ・ポン。キュッ・ポン。だ。リズムが大事なのだ。いいぞ。キュッ・ポン。キュッ・ポン。だ。
キュッ・ポン。キュッ・ポン。だ。
キュッ・ポン。キュッ・ポン。です。


かれこれ30分ほど僕はその一連の作業を繰り返し、遂にダメだと確信した。
この寒いのに汗だくだ。腰も悲鳴を上げている。
だってよく考えたらさあ、一階も二階もダメなんだからさあ、詰まってる所は便器じゃないんだよ。絶対それより先の下水管が合流した後の配管のとこなんだよ。たぶん外のマンホールを開けて見てみやんことには何ともならないんだよ。などと僕はブツブツ独り言を口走る。かなり疲れている。家族の皆は安らかに寝静まっている。


弱ったぞ。
朝はもうすぐそこまで来ている。

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2009年3月 5日 (木)

骨折

気が付いたら折れていた。

ただ最近どうも調子がおかしいような感じはしていた。そうしたら案の定、である。
全く弱いものだ。情けなくなってくる。

折れた理由としては鍛えている鍛えていないという次元ではない。というか鍛えれるものでもない。そもそもが元から弱いのだ。軟弱なのだ。


でもちょっと困ったなあ。なんとかして治そうかな。
しかも一度折れてしまったところは完璧には元には戻らない。むしろ直した後の方が悪化する可能性が高い。まあ別にこのまま放置していても生活するには何の支障もないことだし。
今のところ我慢して騙していくしかあるまい。こんなご時世だし。とりあえず添え木かなんかしておこうっと♪

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