楽器・器材面

2012年4月13日 (金)

VOX PYTHON STRAP考

僕の愛器であるRickenbacker 325を吊るVOX PYTHON STRAPを購入するに至るまでの経緯についてはこちらで以前に触れました。


このVOX PYTHON STRAP(ヴォックス・パイソン・ストラップ)、LIVE映えする事この上ない上に果てしなくカッコイイギター用肩紐なのでありますが、実は一つ問題があったのです。
問題とはいえそれは機能上の問題ではなく、外観上の問題です。


その問題とは。


曇るのです。
メッキ面が。
果てしなく。
Vox_strap01
この写真ではちょっとわかりづらいでしょうか。

拡大写真はこれです。
Vox_strap02

Vox_strap
ちょっと、ヒキますね・・・スミマセン・・・。


メッキ面を手で触ったりすると指紋や脂分が付きます。
すると数日後にはその痕跡がくっきりと表面に付着・硬化し、拭いても拭いても取りきれない曇りが残ってしまいます。
特にLIVEで汗をかいた時なんか乾拭きせずにそのまま放置しておくと、翌日にはもはや取り返しの付かない状態に。
実際僕の場合取り返しがついていなかったのであります。


このメッキ部分の曇り、拭いても拭いてもキリがなく、症状は悪化の一途を辿りました。これには参りました。
どうしたものかとバンド仲間や楽器屋の店員さんにあちこちに色々相談してみたがあまり参考になる回答は得られませんでした。
PYTHON STRAPはこれが宿命みたいなもんです、ジョン本人のヤツも間違いなくクッモクモだったはずです、それも「味」のうちだからなすがままが一番、Let It Be!です、とアドバイスしてくれた人もおりました。
まそりゃそうかもしれないけれど。

しかし元々ピカピカのツルツルだったものがあれよあれよという間にモクモクのザラザラになっていくのを何も出来ずにただ見守っていくのはやはり忍びない。
色々なクリーナー(例えば管楽器用のシルバーポリッシュとか)を手に入れて試してみたけれどどうも今ひとつ効果がない。


僕の求める効果とは。


それは劇的な効果だ。
メッキ面の曇りを一掃し新品同様の輝きを取り戻し、なおかつそれが持続するというものだ。


そしてそれがついに見つかった。


これだ。ワンとぅ~スリー。



SIMICHROME POLISH です。
「染み・苦労無・ポリッシュ」とはまたストレートなネーミングと思ったがどうやら染みは関係ないようです♪


このシミクロームポリッシュ、相当なスグレモノです。
ぶっちゃけ、その効果効能にはブッ飛びます。

さすが世界一の工業国ドイツの逸品。ドイツにはマニアックで優れた工業用品が沢山在ります。ドイツ大好き!惚れ直しました。
このSIMI CHROME POLISH、本国ドイツではクルマのメッキパーツのクリーナーとして標準採用されており、BMWやメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン等に納品するパーツの表面保護剤として開発されたもののようです。
流石、独逸。独り逸かしています。


藁にもすがる思いでやっと巡り会えたこのシミクロームポリッシュ、それは僕の求める条件のすべてを満たしてなお余りある効果を発揮してくれました。


使用方法としては何の苦労も要りません。さすが苦労無♪もうエエ。
ごく少量をウエスに取り、それでメッキの曇った部分を軽く拭くだけで取れるわ取れるわあれよあれよという間にウエスが真っ黒になります。
Vox_strap04


そして・・・結果はご覧のとおりです。Awesome!!
Vox_strap03
どうですか奥さん。この輝き♪


もちろんギターに限らずその他の鍍金品の曇り落としとしても使えます。応用範囲は幅広いです。まさに万能。
ただし金メッキのものには使用出来ません。金色が剥離してしまいます・・・。
Epiphone REVOLUTION CASINOのゴールドパーツのペグで実証済みです。あの時は泣きました。グローバーのゴールドペグ6個中数個、シルバーになっちゃってます。


それはさておき。
シミクロームポリッシュ、オススメです。超オススメです。
メッキパーツのお手入れでお悩みの方はどうぞお試しあれ♪


Yeah SIMICHROME POLISH、SIMICHROME POLISH.
Oh SIMI SIMI, SIMICHROME POLISH.
Awesome SIMICHROME POLISH!
いぇい シミクロームポリッシュ、シミクロームポリッシュ。
おお シミ・シミ シミクロームポリッシュ。
オーサム シミクロームポリッシュ!


シミクロームポリッシュよ永遠なれ。


※2011年1月にこの記事を上げようとして忘れていました。
約一年半放置してやっと君に陽の目を見せてあげる事ができました。
すまぬ、シミクロームポリッシュよ。

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2012年3月25日 (日)

すべらない話

もう受験も終わっている時分なので、すべらない話というよりむしろすべる話をします。

以前せっせと書いたこの記事からの続きです。
もう何年も月日が経っちゃってます。


すべり止めの話です。
ピックの話です。ピックのすべり止めです。
勿論ギターの弦を弾くピックです。アイスピックじゃありません。


ピックの形状にはまあ色いろあるのですが、僕の場合エレクトリックにはホームベース型、アコースティックにはトライアングル型を使用しています。
ピックの形状はここではあまり関係ありませんのでこれは余談。


でピックのすべり止めについてです。

ピックたるもの、どんなピックでもすべります。必ずすべります。
その対策としてはピック表面にカッターで切り傷をつけたり、あるいはスポンジを貼り付けたり等とどなたも色々と工夫されてるようです。
中にはすべり止めがあらかじめ付いているタイプのピックもあるようですが、これは形状が限られてきます。
上述のように、形状にもこだわりを持っている僕のような者にとっては自分が今まさに使っている「ピックのすべり」という現象は看過できない課題なのです。


特にライブ時。
指先が汗で湿ってきた時など特にポロッといっちゃいます。でどこかに転がって行ってしまいます。
プロミュージシャンなどはマイクスタンドにピックをコレでもかッちゅうくらいひっ付けて湯水のようにピックを使いライブ演奏に臨んでいますが、僕にはそんな勿体ないことなど出来ません。

確かにピック一枚の単価は安いかもしれません。
ですが使い込んですり減ったピックには愛着も湧くし、何より「アタリ」が付いているので指への馴染み具合が全然違うのです。
自慢ではありませんが僕はここ数年、どこかに無くすか余程のことがない限り同じピックを使い続けています。
つまり、僕にとってはピックは消耗品などではなく「立派な楽器の一部」なのです。


前置きが長くなりましたが、そんな僕にとって大事な大事なピック君のすべり止め対策についての話です。


すべり止め対策ににおける初期の段階で僕は、ピックにサンドペーパーを細かく切って両面テープで貼り付けていました。
これは同じバンドの名ギタリストであるタケすんから伝授された手法でした。
この手法、なかなか悪くありません。否むしろ良いです。

【Fig.1】
Pick_bekkou
※ちなみにこのピックは本物の鼈甲製で、ビートルズの面々が当時使用していたものと同等品です。ピックとしては結構な高額商品になります。余談ですが。


【Fig.2】
(左がサンドペーパーを貼っているもの)
Pick_before
※こちらはFERNANDESのナイロン製ホームベース型。単価100円くらいです。

ですがこのサンドペーパー&両面テープ案、経時劣化というか、所詮サンドペーパーなので使っている間に表面からどんどん「砂」が落ちて行ってしまい、最後にはツルンツルンのただの厚紙になってしまうのが難点でした。
あと両面テープが疲れてしまい、放っとくと糊の成分が染み出してきて指先がネチョネチョになってしまうのもちょっとアレなのです。
それから、使用感に一番影響するサンドペーパーを貼った後のピックの「厚み」にもいまひとつ満足ができませんでした。要は違和感バリバリなのです。


で僕が最終的に辿りついた究極のすべり止め対策。
この秘密兵器の登場です。


これです。
【Fig.3】
Pick_perara


これは、伝票をたくさん扱う部署の同じ会社のおとっつあんが仕事中に使っているのをある日偶然目にし「ソレなんですか?」と尋ねて紹介してもらったものです。

商品名は『ペララサークル』、キャッチフレーズは『指に貼るスベリ止め 伝票めくり らくらく!!』というものです。


つまり文具です。文房具です。


この『ペララサークル』、いわゆる「指サック」の発展版で、指サックは指に被せて使うものであるのに対し、ペララはダイレクトに指に貼り付けて使う という発想に立った商品です。

指に貼る。ハッキリ言ってかなり大胆な発想です。
基本、使い捨ての商品です。
楽天などでの商品のレビューを読むと、中には指に貼ったまま何日も使い続けるツワモノもいるようです(笑)。


触り心地は程良くしっとりした抵抗感があり、指先と対象物との引っかかり具合も上々。
厚みは正確にはわかりませんがコンマ何ミリと薄いのが魅力です。
わかり易く言うと耐水性の布系の絆創膏のような感じです。

【Fig.4】
Pick_perara2


で、ペララ。
おっちゃんにコレを紹介して貰ったその瞬間、これをピックのすべり止めに流用できないか?と僕は閃いたのでした。


告白すると、最初、僕はこのペララをピック本体ではなくキャッチフレーズにある通り素直に己の指に貼ってライブに臨んでいました。
ですが僕がライブ中にかく汗は尋常じゃないものがあり、3ステージまで粘着力が持たなかったのです。

また、「ビジュアル重視」の僕のバンドとしてはどうしても先入観でこのおっちゃんくさいアイテム(出会った時の第一印象による先入観です、あくまで)が指先に付いていてはどうもアレで、何よりライブ終了後にファンの方と握手をする際に指先にこんなおっちゃんくさいものが引っ付いていては盛り上がった気分もぶち壊しになってしまいます。

ならば指ではなくピック側に貼ってみたらどうだろう?
とハタと気付いたのは愛しのペララを何枚か無駄に消費してしまった後でした。


で結果そのはこの上なくグーです。ほとんどすべりません。
厚みも薄いので、ピックを使用する際の違和感は全くなし。
耐久性は、使用頻度にもよりますが僕の場合1年以上は軽くもっています。
ただ使っているとどうしても黒ずんでくるので若干見た目はアレになってきますが、使用感に殆ど変化はありません。ボロボロになるまで使えます。

【Fig.5】
(左が貼りたて、右がしばらく使用したもの)
Pick_ba


価格的には一袋40玉入りで2~300円と使用頻度からすると殆どタダみたいな値段です。
適当なところで貼り替えればあっという間に元通りです。
今のところ袋の半分くらい残っていますので、この調子で行くとあと10年は持つような感じです(笑)


このペララサークル、ピックに貼ってすべり止めとして使っているのは日本でも恐らくごく少数なのではないかと思います。…もしかして僕だけだったりして?
楽器屋さんでちょっと小洒落た商品名に変えて売りだせば、バカ売れするような気もします。


興味のある方は、是非試してみてください♪


以上、すべらない話でした。

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2012年2月17日 (金)

顔からファイアー

そういえば先日、楽器屋さんにふらっと立ち寄った僕は、店頭に並べてあったRolandの新しいキーボードの試奏をしたのです♪

具合の良いことにヘッドフォンがあったのでそれを装着して。
じっくり楽しんだのです。
誰にも邪魔されたり、聞かれやんように。
独りの世界です♪

で最近のキーボードは素晴らしいなあ~でもアナログ時代の音の方がやっぱり好きだなあ~でもやっぱりRolandだなあ~しかしよく出来てるなあ~いい音だなあ~などと感心しながら昔とった杵柄で、オフコースの「メインストリートを突っ走れ」やら「いくつもの星の下で」やら「流れゆく時の中で」やら(何故かヤスさんの曲ばかり笑)、ついでに調子に乗ってビートルズやらイーグルスのデスペラードやらをここぞとばかりに思い付くまま時の経つのも忘れ、己の気の済むまで弾きまくったのでした。

店頭で。


で一仕事終えたかの如く、僕はふ~…っと大きく息を吐き、そしてヘッドフォンを耳から外して鍵盤の上に置いたんです。

そしたら。

何故か音が。
鳴るんです。


何故か音が鳴っとるではないですか。
キーボードの横の備え付けのスピーカーから。

恐る恐る鍵盤を押すと。
音が鳴っとっとではないですか。


しかも結構なボリュームで。


瞬間的に顔から火が出た僕は、くるっと踵を返し、そしてかなりの速足でその場を立ち去ったことは言うまでもありません。

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2010年2月21日 (日)

人の手

四日市の方にちょっとした用事で出かけてきた。
家族で。いや一族で(笑)

その帰りにジャスコ尾平店に立ち寄った。用事で出向いたところがあまりにも辺鄙というかあまりにも飲み物がなかったので喉がカラカラになってしまったからである。
ジャスコに着くなりミスドに駆け込み喉を潤し小腹を満たしてやっと一息つけた。

さ帰ろうかと言う事になったがこの尾平店には島村楽器が入っている。ここまで来て覗いていかないわけにも行くまい。
ここの奥田店長とは結構長い付き合いになる。買うのはいつも小物ばっかりだが(笑)あ、そういや最初Rickenbackerのパチもんをここで買ったっけ。奥田店長から。その時以来の付き合いだ。まあ今回奥田店長は全然関係ありませんが。


実はここ最近のLIVEで結構ノイズに悩まされており、そのひとつの原因がシールドにあることは判っておるのです。で来たついでに一つ買おうかと。
でシールド棚を物色してたら女性の店員さんが「シールドお探しですか?」と親切に近寄ってきてくれて「ええまあそんなとこですわ」といった感じになる。

LIVE中はこのシールド、物凄い踏みまくられる。いや、踏みにじられまくると言っても過言ではあるまい(笑)
もちろん自分も踏むが、メンバーにも踏まれる。ビートルブーツの踵などで。これは強烈だ。
で結果断線気味になってノイズ発生の原因となる。

まあ踏まれることを前提に、要は「消耗品」と割り切って新しいものを常に揃えておけばいいのだが、経済的にそうも行かない場合も多い。


てな感じで耐久性の優れたものを物色していたわけです。耐久性ということで単純にケーブルのぶっといモノを(笑)
でパッと目についたものはメーカー「History」のケーブル。これはぶっとい。だが高い(笑)
でだんだんと僕は店員さんの目の前で安価な方へ流れていったわけです(笑)
そして品質的に間違いなく比較的安価なCANAREを僕が手にとった瞬間に店員さんはこう言いました。

「アッ!CANAREさんを選ぶならゼッタイこちらがオススメです!!」

店員さんが勧めてくれたのはこれだ。
E.D.GEAR
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聞くと島村楽器オリジナルブランド商品だという。
そして何と。特筆すべきは3年間の保証付き。
"正しい使用にもかかわらずショートや断線した場合にはお取替えいたします"
という!
シールドに保証ですよ?消耗品に!

この価格帯ではまあ至って標準的なシールドケーブルではありますが、でもジャックはちゃんと金メッキを施されていますし。まず問題ないでしょう。
僕は一応念のため確認しました。
「踏んだりして断線しますよね、それでもタダで交換してくれるんですか?」
「ええ」
「…タダで??」
「ええ。タダです」


…だそうです。
シールドでお困りの皆さん、島村楽器へ急げ!!(笑)


今日は人の手からモノを買う意義や温かさという観点やテーマで書こうと思ったのですが、今の僕にはあまりに島村楽器の保証付きシールドのインパクトが強かったので(笑)そのテーマに付いての記事はまた後日にでも。

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2010年2月20日 (土)

CAPO続編

以前、新しいCAPOを導入した経緯を記事にしました。
このVICTOR CAPO、優れものです。機能性、質感、問題ありません。充分満足しています。
ですが、これはCAPOの持つ宿命的なものではあると思うのですが、どうしても両手を使って装着しないといけない、という点がただひとつのネックではありました。

セルターブのLIVEで使用する場合、どうしても必要になってくるのはその装着性で、例えば今のレパートリーで行くと「RAIN」から「AND YOUE BIRD CAN SING」へMC無しで繋ぐ場合(※ビートルズはエレキギターにも結構CAPOを使った曲が多いんですの)、レインが終わってビートルおじぎをしている僅かの間にCAPOを装着しなければなりません。この時、実は結構緊張するのです。

そもそもがお客様に対するお礼の表現としておじぎというのもはあるべきなのですが、この時ばかりはそうも行かず、おじぎしながら横目でギターのネックを睨み、同時にズボンのポケットからおもむろにCAPOを取り出し、同時にCAPOを所定のフレットに「両手を使って」装着せねばならず、また1~6弦に「確実に」装着されていなくてはならずすぐ次の一発目の音でギターの全弦をビビらず鳴らす必要があります。
また、ビートルおじぎは四人がシンクロしていないと非常に見栄え上よろしくなく、こういう一連の作業に万一もたついていると一人だけおじぎから戻るタイミングをずらしてしまうといった結果にも繋がってしまいます。
この一連の作業は「あくまで自然に」行わなければなりません。

ということで。まだまだ改善の余地が充分にあるということで。
VICTOR CAPOから更にもう一歩進めました。
確認しておくとVICTOR CAPOを僕が選択した点はネック裏側の突起というか障害物が極端に少ない点でした。なので次なるCAPOもその条件だけは外すことが出来ませんでした。


それで次の一歩進めたCAPOとは。

これです。

G7th カポタスト エレキ、アコースティック用カポ G7th NASHVILLE
 です。


以前のVICTOR CAPOと比較するとこのNashville Capo、まず軽いです。さすがアルミ合金製。
手に取ってみてもまずまずの触感で、VICTOR CAPOの様にズシリと手に吸い付くとまでは行きませんがこれなら長く付き合っていけそうです。
軽いからと言って機能性には全然問題なく、左手一本で装着可能です。
またスプリング式で僕が唯一心配していたビビリも全くありません。充分なバネ強度です。

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ただ、開放状態でのCAPO先端のクリアランスが若干広く(これはスプリング強度との兼ね合いでしょうか?)、ギターのヘッドにはクランプ出来ません。落っことしてしまいます(笑)
まあ、僕の場合J-160Eにはコルグのクランプチューナーを付けているし、LIVEの際にあんまりギターに余分なものは付けたくない。そもそもビートルズの時代にはそんなこと誰もしていなかったし、コピーバンドとしてソレはどうなのか?という自問自答も常にある。クランプチューナーも本来はコピバンの掟破りなのかもしれませんが。でもコピバンの掟って何だ?
まあ、便利なのでこれは今更外せません。特にアコギはLIVE中に良くチューニングが狂うしね。


G7th ナッシュビルカポ。良いです。

同じG7thのラインナップにパフォーマンスカポというものがあります。実はこちらがG7thのフラッグシップモデルではあります。

このPerformance CAPOについては実際に手にしてみた時の感動というかカルチャーショックというか、それはそれはとにかく画期的なCAPOで、物凄いインパクトがあります。かのエリック・クラプトンも使用しているという超スグレモノCAPO。
素晴らしく良いのだけど、僕の場合どうしても唯一ネック裏の障害だけが引っかかってしまいまして。泣く泣く導入を諦めています。ただLIVE以外の用途なら全然問題ないでしょう(ネック裏の状態についてはここに詳しく掲載されています)。


ただ前のVICTOR CAPOに比べると、若干嵩張ってしまうので。
スボンのポッケに入れるとちょっとモッコリしちゃうのが難点といえば難点(笑)

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2009年2月 4日 (水)

VOX PYTHON STRAP

ビートルズのコピーバンドを始めてはや7年。いや1999年にスカウトされてからだから9年だ。

ジョン担当者として何故かいきなりRickenbackerではなくEpiphone CASINOを最初に手に入れ(これは僕が後期ビートルズに強い思い入があったからだ)、それから紆余曲折を経ながらも一つ一つ地道に楽器や周辺機器を揃え、数々のライブをこなし、気が付けば今や立派なアラフォーなビートル☆バカとなった。

それでも今まで欲しかったにも関わらずどうしても手が出ないものがあった。


これだ。

VOX PYTHON STRAP ギターストラップ

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文字通りPYTHON(ニシキヘビ)の鱗をモチーフにした装飾の施された、リッケンバッカー325を吊るためにジョンがVOX社に特注で作らせたというストラップ。
以前にこのブログでも触れた。

Jp_vox

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見ての通りこれがまたカッコよくて。欲しくて欲しくて。
でも高くて(笑)

着けたらカッコイイに決まっているのにサラリーマン兼バンドマンとしてはなかなか音に直結する楽器以外の装飾品購入というものは踏ん切りがつかなかったりもするんです。
根が貧乏性なもんで。


でも今回。
遂に手に入れる決心をしたのであります。
思い掛けないチャンスにも巡りあったので。


思い立ったが吉日。早速探しました。
以前何気なく探していた時は当然の如く輸入品なので常に品切れ状態だった記憶があるので急げ急げ善は急げてな感じで。
でやっぱりここは信頼の置けるビートルギア専門店が一番。
買う前にどうしても確認したいこともあったし。


ということで有名な東京のWITHさんのHPを覗くと何とトップページにひときわ大きく「VOX パイソンストラップ入荷しました」とあるではないか!
これはまさに以心伝心。WITHさん以外はもう考えられない。
で早速メール。


確認したかったこと。
それはストラップのサイズ(長さ)だ。


僕はあまり身体が大きい方ではないのでというか小さい方なので、当然ギターを抱える際にもストラップが長すぎると非常にしまらない感じになってしまうわけであります。
そうでなくても特にビートルズは持ち位置が高めであることもあるし。
そんなわけで僕がリッケンバッカー325を抱える際にベストのストラップ長は経験値で89cmというデータが導き出されているのであります。

でその旨メール。
翌日、写真付の丁寧なメールを返して頂きました。


結果やはり純正ではバックル部を調整したとしてどんなに短くしても94cmが最短だという。
5cmの差は大きい。

だが手はある。自分のベストの位置に穴を追加工すればいいのだ。戴いたメールによるとジョンも同じ様にバックル部を取り外し穴を追加工していたとのこと。
それを聞いたらもうトドメ。どこまでもジョン様の通りにいたしますわ。


で今日。
届きました。

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手に取ると思いの外重い。この重量感が堪らない。ジャラッとした感じも堪らない。メッキ部がすぐ錆びそうで手が掛かるとしてもこれまたすでに楽しみのひとつに。


ビートルコピバンを始めてはや九星霜。
嗚呼やっと念願の憧れの品を手に入れることが出来たこの幸せよ。


そんな感じで早速届いたものをせっせと325に装着し、一人鏡の前でニマニマしている自分がいるのであります。
もちろん妻子の寝静まった深夜にです。そんな姿決して人には見せられません。


ちなみにWITHさんのブログ(2月2日付)でもこのことが取り上げられていました。
ちょっと恥ずかしいけれど光栄です。中島さんありがとうございました。


でも問題がひとつ。
ストラップのエンド部が10cm程余ってしまっているのだ。ギターの後ろで。プランプランと。


単に切ればいいのだが。

でも愛するこのストラップにハサミを入れる勇気が今はなかなか湧いてこない(*)のだ(笑)


(*):後日、結局近くの革製品の直し屋さんに持ち込んでカットの上、それはそれは綺麗にミシン仕上げしてもらいました♪

(追記:パイソンストラップのメッキ面のくもりについての対策はこちらのページを参照)

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2008年6月12日 (木)

プーに始まりプーに終わる

忙しい毎日ではあるが、だからこそ。
無理矢理にでも時間をこじ開けていかないと色んな物事が前に進んでいかないのである。
流されて損したり後悔するのは自分なのだ。そだね。そそそ。


ところで先週仕事を一日半休んで週末にかけて千葉県に住むネズミさん夫妻に会いに行ってきた。
だが仕事的には一番休んではならない時期にさしかかっており、そこをドドーンと休むのは結構な努力と勇気が実は必要なのであった。
そうまでして会いに行くわけだから楽しまなければ損である。
で結果、総じて非常に楽しかった。

でネズミさん夫妻の住むこの夢と魔法の王国。6月は一年で一番空いているそうだ。
なんせ梅雨時だから。いつ降られてもおかしくない。誰だってそんな時は遠慮がちになる。
ところがまあこういう時に普段の行ないが出るというか何と言うか。
同僚に「それは自分で言う台詞じゃないですよ」と窘められたが日焼けしてしまった程の快晴であった。こりゃやはり普段の行ないの結果に違いない(笑)
こういう我が家における一大イベントが控えていたからこそそれに向けた仕事の調整で多忙を極めていたのは事実ではある。
まあ言ってみれば極論すると休む為に働いているようなものだからそれでいいのだ。


ところで全く違う話になるが少し前から取り組んでいることがある。しかもけっこう真面目に。

新しい楽器の修得である。
四十の手習いだ。


とはいえ以前にこれに取り組んだ経験があるにはある。
しかしその当時僕の奏でるサウンドが僕の意に反しどうやら意外とイケてなかったらしくメンバーやファンに酷評を受けお蔵入りしていた楽器だ。
ただこれにはれっきとした理由があった。

その当時僕はいきなりジョンの使っていたものと同等のドイツ産の上級者向けのソレを入手しており、上級者向けのソレは生半可な練習ではまともな音が出ないことを先日たけスンが解明してくれたのだ。
いかんともしがたいイケてないサウンドを発してしまっていたのは僕のせいじゃなかったのだ。僕の名誉に懸けてここに明記しておきたい。

という事でイケてなかったのを全て上級者向けのソレのせいにして数年ぶりに冤罪を晴らすことが出来た僕は堂々と国産のビギナー向けを購入。
でドキドキしつつ試奏。

やはりそうだ。
今まで出なかったポジションまでちゃんと音が出る。やはり国産トップメーカー。僕のようなものでも分け隔てなく受け入れてくれるのだ。


それにしてもシンプルな楽器である。
その気になれば0歳児にだって奏でることが出来る程のシンプルさ。太鼓などの打楽器系を除きそんな楽器などそうは無いだろう。
そんなシンプルで奏で易い楽器であるにしてもやはり奥が深い。一筋縄ではやはりいかない。でなきゃ楽器たるもの面白くないのだ。


で新学期ならぬ新楽器。
いつになく真面目に取り組んでいる僕であるがこれがまたなかなかに面白くすっかり嵌まってしまっている毎日なのである。少しずつでも巧くなっているような気がして嬉しくなってくる。気のせいかもしれないが。
で新楽器。その小さなボディの割には結構大きい音が出るので仕事から深夜に帰宅した後にはとても練習が出来ない。そんなことをした日にゃ安らかに眠るチビちゃん達を起してしまうことになるからだ。ましてや早朝など以ての外だ。近所迷惑甚だしい。

じゃどうするか。
消去法で導き出された答えは通勤時の車の中になった。但しもちろんマイカーだ。いくら僕でも人の車などで出来るものか。


でこの新楽器。
要は吹いて吸えばいいだけの話。すこぶる簡単だ。
でも難しいんだなあ。一音一音独立した音で綺麗な音を奏でるのは。ましてや感情を乗せるなんてまだとてもとても。


とは言え時間と場所を無理矢理こじ開けてようやく見つけた練習場所だ。
すれ違う車からの視線などかまわない。自転車に乗った女子高生が異音に気付き振り返ってもかまわない。
今の僕にはここしか練習する場所が無いのだ。自分でこじ開けた時間と場所だ。何を恥ずべきことがあろうか。


ということで今の僕の毎日はプーに始まりプーに終わっているのである。

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2008年3月23日 (日)

J-160E考(4)

外国製のギターには外国製のシールド。
欧米か。欧米だ。
やはりこれが基本である。


でシールドである。
実をいうと僕は今までこのギターにCANAREを使っていた。
ええ日本人ですから。国産の安くて品質の良いシールドならこれ以外にありません。日本人ならCANAREでいいんです。
CANAREさんの名誉にかけて言っておきますがそれで別に不都合や違和感があったわけではありません。断じて。むしろ素晴らしいです。
でもこれを見つけてしまったのであります。で見つけてしまったが最後。もうこれしかないということになってしまったのでありんす。

これです。
ええ。ミーハーす。


VOX CLASS A CABLE VAC19(アコースティック楽器専用ケーブル/6m)


本当言うとここ最近ライブのたびにやたらノイズに悩まされていたんです。しかも再現性がないのが難点で。
アレコレ考えてシールドが原因じゃないかと思うに至ったわけであります。
よくよく考えたら随分長い間使っていたし、ライブや練習中など思い切り踏むことも決して珍しくない。でプチ断線してるんじゃなかろかと。
要はシールドも消耗品なのであります。


で新しいものに替えようと。VOX製がいいなぁと漠然と思っていた時にこのVOXのスペシャルなケーブルの存在を知ってしまったわけであります。

Vox1でなになに?クラスAすか。


ふーん。


………なに?それ。


で調べるとオーディオ関係に使われる最高級のものを指すらしいです。…ハッキリとはわかりませんが(汗)
何でも「今までギターケーブルにはほとんど使われていない高級オーディオ用の最高級OFC銅を採用しクリア&ナチュラルなサウンドを実現」するとあるじゃないですか。
しかもこのVACシリーズはアコースティックギター専用と。こーれはこのギターの為にあるといっても過言ではありません。

(もちろん同じClass Aでエレキギター用のVGCとエレキベース用のVBCシリーズもあります)


Vox2方向性もあって本格的なケーブルなんだなあと実感。
この方向ではギター側がL字になります。自分では見えないけれどまあ外観上もそんなに違和感はないはず。
また茶色の布地っぽい外装も他のメーカーでは絶対にないいかにもVOXっぽくて好みだわあ。往年のAC-30のルックスを髣髴とさせるよう。

あ、音ももちろん良いです。なんせClass Aですから。
…ホントにわかってんのか?(笑)


少々値は張ったけれど、導入して正解でした。
外装の材質上の都合からか若干巻き癖が気になっているところではありますが…これはじき解決するでしょう。

Vox3でもこの高価なケーブルに付属してたこの携帯袋はちょっとチャチ過ぎるな(笑)


んーJ-160E考、とりあえず修了(笑)
また何か思いついたら後報 という寸法で。

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2008年3月 8日 (土)

J-160E考(3)

ビートルズバンドにおけるジョン担当者の三種の神器。

一、Rickenbacker 325。
一、Epiphone CASINO。
一、Gibson J-160E。

これをひと揃え所有している段階で完全にビートル・バカの域に達している。否ひとつでも所有している時点でかなりのバカ度であるといっても過言ではない。
もういい。もう要らない。もう流石に許してもらえない。奥さんに。

いや…本当言うとそうではない。まだいろいろ欲しいものはある。
でも安月給の身分であるにも関わらずこれだけ揃えさせてくれた寛大な奥さんに感謝しなければならない。もう十分な筈だ。これ以上は贅沢になる。
…いまのところ。


うん。
ま、大物はこれくらいにしといて、ギターには色んな小物というかアクセサリーというものが必要なのであります。
J160egeorge
特にステージで演奏する場合いろいろなものが必要になります。

で今回はストラップです。
ライブを座って演るわけにも行きませんから。よほどの事情でもない限り。
この人なぜか座ってますが。しかもジョージですが。


でストラップです。
音には直接関わりませんがやはり見た目も大事です。
昨年J-160Eを手に入れたはいいがどうやって吊ろうかと思案しておりました。
J160emccstrap
このようなものをWITHやMcCでさっさと買えばいいのですが何しろギター本体を即金でドカーンと気前よく払ってしまったのでかなり切迫した状態に一次的に陥ってしまったのです。
買ってすぐの最初の練習時には仕方なく押入れの奥でクシャクシャになっていたYAMAHAのビニール製のもので吊りました。
余談ですがこのYAMAHA製のもののロゴ部分をマジックで塗りつぶしGIBUSONと手書きで書いていきました。Uが多いとぱいんさんだけは指摘してくれました。

ま、それはいいとして、こんな一時しのぎではよろしくない。早くこれはというものを手に入れなくては。
どうしよっかなあ。ジョンの使ってたような形がいいはいいんだよなあ。同じじゃなくても構わないけど。
要はヴィンテージストラップのスタイルを継承できてれば何でもいいんだよな。好みとしても合ってるし。

と何気なくテレビをの方を見たら桑田圭佑さんが歌っている。ドラマのエンディング曲だ。ふーん。あ、GIBSONだ。J-45かな。いいなあ。かっこいいなあ。スクエアショルダーだなあ。んーでももうちょっとこう、サウンドホールをこう、心臓のあたりに持ってくるともっとジョンっぽくなるんだけどなあ。ん~どれどれ、どんなストラップで吊ってるのかな。



…てちょっと待て。
僕は画面に釘付けになった。

これだ。
これしかない。

ジョン大好きと公言する桑田氏のお墨付きということだ。以前にもコカコーラかなんかのCMで桑田さんはジョンが325に使っていたジョン特注品のパイソンストラップを画面いっぱいに映し出してくれていたではないか。決まりだ。
でもこれなんちゅう名前なんだろ?で探す、探す。でネットですぐ見つかる。

これだ。

【PLANET WAVES(プラネットウェイブス)/Acoustic Guitar Strap Quick-Release System】

これはシンプルでいてなかなかの優れものである。

ワンタッチでストラップ側と本体側の脱着が容易に出来るし、ネックの所にメス部をぶら下げておいても全く邪魔にならないし違和感もない。
それに雰囲気もかつてジョンが使っていたリング仕様のものを髣髴とさせているではないか。
また余談ですがJ-160Eを吊るのにヒール部にストラップピンを打ち込んでる人がいるけれどあれは個人的にはどうかと思います。

Gibson_strapでこれに決定。

ストラップはFERNANDES S-2900RF BL ギターストラップ(ヴィンテージ仕様レザーストラップ)に合わせよう。

このアタッチメント分だけカットしなければならなかったが。かなり。

でも結果的に三千円も掛からずにお気に入りのものが手に入った。


Pr_johnlennonj1601


うーんまたちょっと長くなった。
続く(笑)

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2008年3月 7日 (金)

J-160E考(2)

ギターの音色を大きく左右するファクターの一つとして弦がある。


このギターを手に入れたときは楽器店の計らいで真新しい弦が張られていた。ピッカピカのシルバーに輝く弦。そう、ニッケル弦だ。エレキギター用の。1~3弦がプレーンの。
当然といえば当然だ。だってこれはアコースティックな風貌でありながら実質的にエレキギターなのだから。
ピックアップだってそう、エレキ用のP-90なのだから。


そう。

それはそうなのだが。

違うのだ。やっぱり。僕にとっては。


このギターに張る弦については様々な説がある。ネットをちょっと検索しただけでも実に色んな意見が溢れている。ギブソンL-5であるとかダダリオのフラットが良いとかニッケルでなければいけないとか。諸説。それはそれでいい。
確かに、ビートルズが初期の頃、ファーストやセカンドアルバムの頃には間違いなくニッケル弦であっただろう。基本的にピックアップから音を取っていた筈だから。
だけどどうだろう、3枚目のハードデイズナイトあたりからは明らかにアコースティックな音が聴こえては来まいか。
コレはアレだ、やっぱりブロンズ弦の音だ。しかも3弦は間違いなく巻き弦だ。と勝手に確信するのであります。
音に関しては正解なんてない。と思うからであります。この音が好きだと思うことが出来ればそれでよし。と。


先日、恥ずかしながら手に入れて以来初めてこの愛器の弦を交換した。意外と結構持ったなあ。約10ヶ月ぶり。錆も殆どなかったし。この無精者を許しておくれJ-160Eよ。

余談であるがそこでちょっとトラぶった。
新しい弦を張ろうとブリッヂのエンドピンをブスッと挿したところボディ内部に妙な手ごたえが。
触ると何かがプラプラしている。しかもケーブルが頼りなさげにぶら下がっている。何だ?これは?何のパーツだ?
ジョーイさんにエマージェンシーコール。即座にお店に飛んで行き診断を。結果的にこのパーツを留める両面テープが風邪ひいて剥がれかけてたことが判明。同時にコレがアースとわかり新品の両面テープで手際よく固定して下さり事なきを得た。ジョーイさんに感謝。以上余談。


で弦。

そもそも後付けのFISHMANピックアップはアコースティックギター用である事からして、ニッケル弦では矛盾している。音が拾えないわけではないがやはり基本的な使い方が間違っている。プレーン弦が拾われすぎてバランスが悪くなるようだ。やはりアコースティック用ピックアップであるならばブロンズ弦でなければ。
ということでこの数ヶ月、ライブの際に僕はこのFISHIMANでニッケル弦の音を拾っていたことがここでバレるという寸法。まいいや。


で弦。

以前CASINOにエリクサーを張ったところ物凄く具合が良くてそれ以来虜になってしまっているのであるが、それのアコースティック用を選んでみた。

エリクサーはテイラー社が出荷時に標準装備する弦だ。その素晴らしさがここに記されている。この文章はエリクサーの全てを物語っており感動ものである。

でELIXIR。今まで僕が知る中で最高最良の弦である。
錆びないのはもとより音痩せしてこないのが最大の特徴だ。ものぐさ太郎な僕のためのあるようなものではないか。
ただこのELIXIR、いつまでも音が悪くならないので(つまり音が死なないので)、弦の寿命は疲労して切れる時だそうだ。
普通の弦だと張ったそばからだんだん音が死んでいきモコモコになって同時に錆びて切れるかさもなくば我慢ならなくなって終に交換、という道を辿るわけであるがこのELIXIRはそうではない。つまり前触れもなくいきなりキレると。最近の子供みたいだ(笑)
まいいや。となると音に変化がなくてもある時期が来たら交換した方がよさそうだ。ライブ中にキレたらえらい事だからねえ。

で今回はコーティング仕様をNANOWEBにして、エレキ使用時と同等のテンションにしようという意味でゲージはExtra Light( .010 .014 .023w .030w .039w .047w )を選択。次はPOLYWEBや違うゲージも試してみようかと思う。説明書を読むと案外POLYWEBの方がフラットワウンドっぽくて良いかも。


ELIXIRを張ってブリッヂ近くでギョンと鳴らしてRARE EARTH BLENDで拾うという寸法。
これが今のところの僕のベストのJ-160E環境なのである。


また長くなった(笑)
続く(笑)


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(追記)
先に「悲しいくらい鳴らない」と書きましたが、弦を替えたら見違えるように(聴き違えるように)厚みのある音が出るようになりました。
本体の「鳴り」自体は変化がないのですが、鳴らない所以の一つは弦によるものも大きかったようです。

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