ビートルズ面

2015年3月30日 (月)

イバラのコピバン道(1)

セルターブでビートルズの新曲(※)を再現しようとするに当たって、いざ取り組まんとする時にまず以下の数々の障壁が目の前に必ずドドーンと立ちはだかるのであります。
※:彼らの未発表曲などという大それたものでは決してなく、セルターブで初めて取り組む曲の意。

①そもそも我々の母国語ではない英語の歌詞と対訳を覚え②原曲のボーカルパートだけをひたすら聴き発音や癖を確認し③コードと曲の構成を再確認し④原曲の細かいサウンドとテンポを完璧に脳内再生できるまで更に更にひたすら聴き込み⑤中期以降の楽曲の場合の4ピースでは再現困難と思われる曲中の音の取捨選択に悩み⑥その上でギターや鍵盤のポジショニングを客観的なスコア(←実はあんまりあてにしてない)や自分の解釈で工夫し組み立てて⑦その曲が創られた背景や作者(僕の場合はジョン)の感情や心の動きなどを自分なりに解釈消化し⑧LIVEで演る時のボディアクションや表情や口の開け方をYouTube映像などを参考にし(それが無いならば成りきったつもりで想像し)⑨それら全ての要素が元々自身に備わっていたかの如く頭と身体に繰り返し覚え込ませ⑩その結果として積み上げた全てが連動し自動的且つ自然に行われなければ、ビートルズの曲をLIVEで再現するなどということは到底出来ないと考えておるのであります。
しかもその上でバンド全体が同じベクトルで一丸となってその曲を具現しようと練習に練習を重ね磨き上げなければ最終形態として成り立たないのであります。

更に大体からしてビートルズとは多数の方々の耳にこびり付いているサウンドであり歌であり、多数の方の目と心に焼き付いている伝説のバンドなのであるわけですから、そんな方々を目の前にして聴いて頂くに当たっては初めから明確な判定基準がそこにあるわけで、依って然るに畏れ多くもLIVEでそれを再現しようなどという行為は一つ間違えばとんでもない結果を招きかねないヒジョーにリスキー且つ無謀な挑戦とも言えるのであります。

またビートルズというバンドは(誤解を怖れずに)極論して言ってしまうと基本的に「歌バンド」であるからして、従い幾らボーカル以外のサウンドを磨き上げたとしても肝心のボーカルがちょっとちょっとでは、歌も含めてのビートルズサウンドであるという観点に立つと微妙な結果になってしまうのもまた厳しい事実なのであります。

僕自身は「ビートルズのコピーバンド」とはある意味で「クラッシックの楽団」に匹敵する使命と責任を持っていると常々考えているのでありまして、従いましてカヴァーとは一線を画しコピーバンドと旗揚げしている以上、LIVEパフォーマンス時に於けるビートルズの再現というところにとことん拘り注力しなければならないと考えておるのであります(とは言えカヴァーを否定しているわけでは決してありません)。

こうして突き詰めていくと如何にビートルズは上手く器用で意外なほど基本に忠実で音に対して真面目で繊細でシビアでセンスが良くて、やっぱりやっぱりどう考えても途轍もないモンスターバンドだったのだと改めて痛感するのであります。

(続く)

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2012年3月25日 (日)

すべらない話

もう受験も終わっている時分なので、すべらない話というよりむしろすべる話をします。

以前せっせと書いたこの記事からの続きです。
もう何年も月日が経っちゃってます。


すべり止めの話です。
ピックの話です。ピックのすべり止めです。
勿論ギターの弦を弾くピックです。アイスピックじゃありません。


ピックの形状にはまあ色いろあるのですが、僕の場合エレクトリックにはホームベース型、アコースティックにはトライアングル型を使用しています。
ピックの形状はここではあまり関係ありませんのでこれは余談。


でピックのすべり止めについてです。

ピックたるもの、どんなピックでもすべります。必ずすべります。
その対策としてはピック表面にカッターで切り傷をつけたり、あるいはスポンジを貼り付けたり等とどなたも色々と工夫されてるようです。
中にはすべり止めがあらかじめ付いているタイプのピックもあるようですが、これは形状が限られてきます。
上述のように、形状にもこだわりを持っている僕のような者にとっては自分が今まさに使っている「ピックのすべり」という現象は看過できない課題なのです。


特にライブ時。
指先が汗で湿ってきた時など特にポロッといっちゃいます。でどこかに転がって行ってしまいます。
プロミュージシャンなどはマイクスタンドにピックをコレでもかッちゅうくらいひっ付けて湯水のようにピックを使いライブ演奏に臨んでいますが、僕にはそんな勿体ないことなど出来ません。

確かにピック一枚の単価は安いかもしれません。
ですが使い込んですり減ったピックには愛着も湧くし、何より「アタリ」が付いているので指への馴染み具合が全然違うのです。
自慢ではありませんが僕はここ数年、どこかに無くすか余程のことがない限り同じピックを使い続けています。
つまり、僕にとってはピックは消耗品などではなく「立派な楽器の一部」なのです。


前置きが長くなりましたが、そんな僕にとって大事な大事なピック君のすべり止め対策についての話です。


すべり止め対策ににおける初期の段階で僕は、ピックにサンドペーパーを細かく切って両面テープで貼り付けていました。
これは同じバンドの名ギタリストであるタケすんから伝授された手法でした。
この手法、なかなか悪くありません。否むしろ良いです。

【Fig.1】
Pick_bekkou
※ちなみにこのピックは本物の鼈甲製で、ビートルズの面々が当時使用していたものと同等品です。ピックとしては結構な高額商品になります。余談ですが。


【Fig.2】
(左がサンドペーパーを貼っているもの)
Pick_before
※こちらはFERNANDESのナイロン製ホームベース型。単価100円くらいです。

ですがこのサンドペーパー&両面テープ案、経時劣化というか、所詮サンドペーパーなので使っている間に表面からどんどん「砂」が落ちて行ってしまい、最後にはツルンツルンのただの厚紙になってしまうのが難点でした。
あと両面テープが疲れてしまい、放っとくと糊の成分が染み出してきて指先がネチョネチョになってしまうのもちょっとアレなのです。
それから、使用感に一番影響するサンドペーパーを貼った後のピックの「厚み」にもいまひとつ満足ができませんでした。要は違和感バリバリなのです。


で僕が最終的に辿りついた究極のすべり止め対策。
この秘密兵器の登場です。


これです。
【Fig.3】
Pick_perara


これは、伝票をたくさん扱う部署の同じ会社のおとっつあんが仕事中に使っているのをある日偶然目にし「ソレなんですか?」と尋ねて紹介してもらったものです。

商品名は『ペララサークル』、キャッチフレーズは『指に貼るスベリ止め 伝票めくり らくらく!!』というものです。


つまり文具です。文房具です。


この『ペララサークル』、いわゆる「指サック」の発展版で、指サックは指に被せて使うものであるのに対し、ペララはダイレクトに指に貼り付けて使う という発想に立った商品です。

指に貼る。ハッキリ言ってかなり大胆な発想です。
基本、使い捨ての商品です。
楽天などでの商品のレビューを読むと、中には指に貼ったまま何日も使い続けるツワモノもいるようです(笑)。


触り心地は程良くしっとりした抵抗感があり、指先と対象物との引っかかり具合も上々。
厚みは正確にはわかりませんがコンマ何ミリと薄いのが魅力です。
わかり易く言うと耐水性の布系の絆創膏のような感じです。

【Fig.4】
Pick_perara2


で、ペララ。
おっちゃんにコレを紹介して貰ったその瞬間、これをピックのすべり止めに流用できないか?と僕は閃いたのでした。


告白すると、最初、僕はこのペララをピック本体ではなくキャッチフレーズにある通り素直に己の指に貼ってライブに臨んでいました。
ですが僕がライブ中にかく汗は尋常じゃないものがあり、3ステージまで粘着力が持たなかったのです。

また、「ビジュアル重視」の僕のバンドとしてはどうしても先入観でこのおっちゃんくさいアイテム(出会った時の第一印象による先入観です、あくまで)が指先に付いていてはどうもアレで、何よりライブ終了後にファンの方と握手をする際に指先にこんなおっちゃんくさいものが引っ付いていては盛り上がった気分もぶち壊しになってしまいます。

ならば指ではなくピック側に貼ってみたらどうだろう?
とハタと気付いたのは愛しのペララを何枚か無駄に消費してしまった後でした。


で結果そのはこの上なくグーです。ほとんどすべりません。
厚みも薄いので、ピックを使用する際の違和感は全くなし。
耐久性は、使用頻度にもよりますが僕の場合1年以上は軽くもっています。
ただ使っているとどうしても黒ずんでくるので若干見た目はアレになってきますが、使用感に殆ど変化はありません。ボロボロになるまで使えます。

【Fig.5】
(左が貼りたて、右がしばらく使用したもの)
Pick_ba


価格的には一袋40玉入りで2~300円と使用頻度からすると殆どタダみたいな値段です。
適当なところで貼り替えればあっという間に元通りです。
今のところ袋の半分くらい残っていますので、この調子で行くとあと10年は持つような感じです(笑)


このペララサークル、ピックに貼ってすべり止めとして使っているのは日本でも恐らくごく少数なのではないかと思います。…もしかして僕だけだったりして?
楽器屋さんでちょっと小洒落た商品名に変えて売りだせば、バカ売れするような気もします。


興味のある方は、是非試してみてください♪


以上、すべらない話でした。

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2010年4月14日 (水)

オジサンの歌

「ねーパパ、オジサンの歌聴きたいオジサンの歌かけて」 と娘らが言う。
「またか。しょうがないな」 と僕は言う。

でカーステでCDをかけてあげると大喜びである。一緒に歌っている。
歌うどころか、完コピである。
イントロからエンディングまで全て、完コピだ。


”ピヨポヨピヨポヨ、ピヨポヨピヨポヨ、カッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッ。オージサ〜ン、オージサ〜ン” てな具合である。
で更に
”ピヨポヨピヨポヨ、ピヨポヨピヨポヨ、カッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカッ。オージサ〜ン、オージサ〜ン、オージサ〜ン、オージサ〜ン、アイラビューゥ〜ゥゥフウッ”
である。


「オジサンの歌」とは何か。


実はビートルズのWHITE ALBUMに収録されている「Wild Honey Pie」という名曲(迷曲?笑)である。
彼女らには”Honey Pie”が”オジサン”に聴こえるらしい(笑)

くちコピーの完成度はなかなかに高く、”ピヨポヨピヨポヨ”から”カッカッカッカッカッカッカッカッ”の部分などギターのアタック音を忠実に再現している。中でも特にエンディングの”アイラビューゥ〜ゥゥフウッ”の”フウッ!”の部分で若干白目を剥くあたり芸達者なところも見せてくれる(笑)


6歳でビートルズの完コピやられちゃパパの立場がない(笑)

Wild Honey Pie

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2010年4月11日 (日)

Sgt. Pepper Live

CHEAP TRICK。

ビートルズの最高傑作アルバムとも言われる"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band "を丸ごとLIVEで再現してしまったバンド、それがCHEAP TRICK。

中年を遥か通り超した還暦の世界最強おやじバンド、CHEAP TRICK。
音楽に歳は全く関係ないことを証明してくれたバンド、CHEAP TRICK。
CHEAP TRICKよ。CHEAP TRICK。
嗚呼CHEAP TRICK。


"Sgt. Pepper's"と言えば'67当時ビートルズがテクノロジーの粋を結集させてロックのみならず音楽の持つ可能性を極限まで押し上げ創り上げた金字塔と呼べる作品であり、これ以上は作り込む事が出来ないほどの多重録音と高い音楽性を兼ね備えた世界最高のロックアルバム。

そもそも"Sgt.Peppers"をLIVEで再現しようとすること自体、無謀中の無謀。
それこそ、無理・無茶・無謀の3M。それ以外の何者でもない。


それをこの人たちは。あろうことかLIVEで完全コピーをやってのけてしまっているわけです。それも難無く見事に。完璧に。
脱帽です。ホールドアップです。
アルバムのタイトルはずばり "Sgt. Pepper Live" 。



Cheap Trick performs Sgt. Pepper / Las Vegas, NV

しかしそれにしてもこのオッサン達、ジョージの "Within You Without You"までやってしまうとは(笑)
どうやって再現してるのだろう?映像を見たいけど輸入盤のDVDはリージョン・コードの関係で読めそうにないので諦めています。

アンコールの最後を "The END" で締めるところもまた渋い。
ビートルズ好きならこのアルバム、一聴の価値ありです。大ありです。オススメです。

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2010年4月 8日 (木)

中学生の時。


横溝正史の悪霊島を読んだ。氏の生前最後の長編小説。
映画化もされた。キャッチコピーは「鵺の鳴く夜は恐ろしい」である。ご存知だろうか。
タイトルからしてあまりに怖すぎそうで劇場には観に行けなかったが(笑)
でも別にホラー映画ではないのでそういう意味では全然怖くはなかったのだけれど。

まあ僕の場合、テレビでこの映画のCMが流れ、そのBGMに釘付けになってしまい、そこから逆に興味が湧いて原作を読むという流れだっただけで特に横溝正史好きというわけではありませんでしたが。

さてその映画のBGM。これがビートルズだったのである。
「Let it be」と「Get Back」の2曲。
その当時ビートルズの楽曲を使用するには著作権の関係で現在とは比較にならないくらい莫大な費用がかかったそうで、あの角川春樹さんをもってしても2曲が限界だったとか。
そういえばたしか武田鉄矢さんの坂本龍馬のドラマでも随分思い切ってふんだんにビートルズの楽曲を使用していたような気が。


さて鵺(「空に鳥」とも書きます。たしか小説では「空に鳥」でした)。
いわゆるもののけである。
平家物語にも特別出演(笑)しているそうで。
悪霊島ではたしか鵺の鳴き声は逢瀬の合図であったと覚えている。
あ、もしかして映画のBGM、ビートルズの「Blackbird」夜の鳥?から来てたりして?違うか(笑)


ずいぶん前のことだけれど、テレビのクイズ番組でこの字が出題された。
前述の理由から僕は即答することができた。
たまたま一緒に見ていた親族全員が即答した僕を尊敬の眼差しで僕を見た。
後にも先にもその時だけのことである。尊敬の眼差しを浴びたのは(笑)


で鵺。
さあなんと読むのでしょう。
まあ別に読めたって大した自慢にはなりませんが(笑)

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2010年3月11日 (木)

僕はビートルズ

「ダイチャン、マンガとか読む?」

会社の先輩がふらりと僕の席に来てこう言った。
定時は回っていたので直接仕事とは関係ない話だろうと察しはついたがあまりに脈絡がなかったので、一瞬返答に困ったが僕はこう答えた。「ええ、まあ割と読みますね」
軽く頷いた先輩はじゃあと僕にマンガ雑誌を一冊渡してくれた。
表紙はあの、かわぐちかいじ氏である。


かわぐちかいじ氏といえば「沈黙の艦隊」や「ジパング」である。
「沈黙の艦隊」は恥ずかしながら全巻揃えている(笑)片や「ジパング」は途中で挫折して今に至っている(笑)


であの、かわぐちかいじ氏である。

なんと今度はビートルズである。
タイトルはズバリ「僕はビートルズ」!

今日3/11発売の週間モーニング。
ビートルズ好きや、かわぐちかいじ好きなら必見である。


先輩には一読した後返さざるを得なかったので、思わず帰りに一冊買ったわさ(笑)
この僕がわざわざマンガ雑誌買うなんてここ10年以上なかった快挙です。
子供が生まれてからこの方喫茶店もあまり行かなくなったからなあ。まあ記念にということで(笑)


ただし来週からは立ち読み確定ですが(笑)

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2010年2月15日 (月)

YouTube動画初アップ

新しいパソコンが来てやっと僕も動画を編集したりYouTubeにアップロードしたりすることが出来るようになりましたよ。
これでようやく人並みになれたって感じです(笑)

かなり前(2009/4)のLIVE映像ですけど、アップしたいアップしたいと思いつつ旧愛機にカリカリカリカリ言われ続けてもうじき一年。一宮サザンモールさんでのLIVEです。
映像素材を提供してくれた氷麺ベースの伊藤さん、ずいぶんお待たせしました。

ただ編集やアップロードは今のところ適当に手探り状態でやってますので至らない点だらけですけど、まあ習うより慣れろだと思いますので今日のところはこの辺で勘弁してあげましょう。


ということで以下、初動画です。伊藤さんが絶賛してくれたSLOW DOWNです。
よろしければどうぞご賞味下さい(笑)


SLOW DOWN

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2009年2月21日 (土)

ハンサム・スーツ 前夜

いざそれを導入することを実行に移すことが決議されたはいいものの、僕の職場が丸の内長者町繊維街付近にあるという理由で先遣隊としての任務を任されたのである。
ターゲットは仕立ての出来る問屋さんだ。こちらのオーダー通りのものを。仕立ててくれそうな。しかも比較的安く。

時間のある時に少し歩き回り、二三軒それと思しき店も見つけた。
しかしただいきなり突撃するというのも芸がないので、事前にネットで情報を収集しておくことに。
でもしかしうーん、ネットではうちらのニーズにあったものが出来るのかどうかよく分からない。当然ながら予算の関係もあるし。結果的に大幅な予算オーバーとなってはいけないし。
どうする。んーまいいや。今日、帰りに寄ってみようか。


…でもどうだろう?
改めて考えてみるとこちら側のニーズというものは極めて特殊であり、なおかつ極めてマニアックな部類に属するものだ。
イメージがある程度ハッキリしているとは言え、細かい部分はまるで分かっていない。
果たしてどこの誰かも分からない一見の客に対し、具体的な形が出来上がるまで付き合ってもらえるものだろうか。いい加減とは言わないにしても、ある程度のところで先方が妥協してしまうのではないだろうか。
疑念はある。いやむしろ確信に近い。
店側として、あ〜あ困った人が来たぞ的な扱いを受けるのは目に見えている。間違いなく。
また、実際長者町の問屋さんは問屋さんだけに閉まるのが早く、仕事の定時(17:30)が終わってダッシュでそこに行っても既にシャッターが閉まっているかもしくは今まさに閉めようかしているような状態なのだ。そんな状態ではジックリと落ち着いて話が出来るとは思えない。


で気付く。

こちら側のニーズを満足させることが出来るかどうかの唯一の選択肢とは(無論、その選択肢の肯定側が必要だ)。


それは。

ビートルズが好きか否か。
いや、大好きか否か。
ただその一点のみなのである。

要は早い話が、「ビートルズコピーバンドである俺達にとことん付き合ってくれてその上で一緒になってそれを創り上げることの出来る店」でなければならないということだ。


仕事の帰りにフラッと立ち寄ってあの〜どうでしょうこんなん出来ますかねえ的なそんな風情でそれに該当する店に出会うことが出来る確率など端から分かっている。
それは限りなくゼロに近いだろう。

じゃあどうする。
近郊のコピバン業界の誰かに該当する店を紹介して貰うか。確かにそれも手だ。
でも、今回だけは自分で見つけたい。せっかく創るなら自分達のこだわりもある。

どうしよう、どこがいいだろうと数日間悶々としつつ長者町の当初突撃予定だった店の前を通り帰宅している時に何かが心に引っ掛った。

そしていきなり閃く。
あそこだ。あそこの店なら何とかしてくれるかもしれない。いや、絶対に何とかできる。
あの店長が一緒になって協力してもらえるなら、いいものが出来るに違いない。
きっと。


何故それに初めから気付かなかったんだろう。
決めたら話は速かった。
「何?ビートルズスーツ?ウンウン。わかるわかる。でどうするの?ハードデイズナイトの辺り?それともヘルプの辺り?」
…話が早い早い(笑)

そして結果は、あの時感じた閃きの通り。
ステージに臨む俺たちの意識まで変える大満足のカッコイイ衣装が出来上がったのだ。

(以下、たけスンの筆によるSELTAEB-log(2008.12.30付)に続く)

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2009年2月 4日 (水)

VOX PYTHON STRAP

ビートルズのコピーバンドを始めてはや7年。いや1999年にスカウトされてからだから9年だ。

ジョン担当者として何故かいきなりRickenbackerではなくEpiphone CASINOを最初に手に入れ(これは僕が後期ビートルズに強い思い入があったからだ)、それから紆余曲折を経ながらも一つ一つ地道に楽器や周辺機器を揃え、数々のライブをこなし、気が付けば今や立派なアラフォーなビートル☆バカとなった。

それでも今まで欲しかったにも関わらずどうしても手が出ないものがあった。


これだ。

VOX PYTHON STRAP ギターストラップ

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文字通りPYTHON(ニシキヘビ)の鱗をモチーフにした装飾の施された、リッケンバッカー325を吊るためにジョンがVOX社に特注で作らせたというストラップ。
以前にこのブログでも触れた。

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見ての通りこれがまたカッコよくて。欲しくて欲しくて。
でも高くて(笑)

着けたらカッコイイに決まっているのにサラリーマン兼バンドマンとしてはなかなか音に直結する楽器以外の装飾品購入というものは踏ん切りがつかなかったりもするんです。
根が貧乏性なもんで。


でも今回。
遂に手に入れる決心をしたのであります。
思い掛けないチャンスにも巡りあったので。


思い立ったが吉日。早速探しました。
以前何気なく探していた時は当然の如く輸入品なので常に品切れ状態だった記憶があるので急げ急げ善は急げてな感じで。
でやっぱりここは信頼の置けるビートルギア専門店が一番。
買う前にどうしても確認したいこともあったし。


ということで有名な東京のWITHさんのHPを覗くと何とトップページにひときわ大きく「VOX パイソンストラップ入荷しました」とあるではないか!
これはまさに以心伝心。WITHさん以外はもう考えられない。
で早速メール。


確認したかったこと。
それはストラップのサイズ(長さ)だ。


僕はあまり身体が大きい方ではないのでというか小さい方なので、当然ギターを抱える際にもストラップが長すぎると非常にしまらない感じになってしまうわけであります。
そうでなくても特にビートルズは持ち位置が高めであることもあるし。
そんなわけで僕がリッケンバッカー325を抱える際にベストのストラップ長は経験値で89cmというデータが導き出されているのであります。

でその旨メール。
翌日、写真付の丁寧なメールを返して頂きました。


結果やはり純正ではバックル部を調整したとしてどんなに短くしても94cmが最短だという。
5cmの差は大きい。

だが手はある。自分のベストの位置に穴を追加工すればいいのだ。戴いたメールによるとジョンも同じ様にバックル部を取り外し穴を追加工していたとのこと。
それを聞いたらもうトドメ。どこまでもジョン様の通りにいたしますわ。


で今日。
届きました。

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手に取ると思いの外重い。この重量感が堪らない。ジャラッとした感じも堪らない。メッキ部がすぐ錆びそうで手が掛かるとしてもこれまたすでに楽しみのひとつに。


ビートルコピバンを始めてはや九星霜。
嗚呼やっと念願の憧れの品を手に入れることが出来たこの幸せよ。


そんな感じで早速届いたものをせっせと325に装着し、一人鏡の前でニマニマしている自分がいるのであります。
もちろん妻子の寝静まった深夜にです。そんな姿決して人には見せられません。


ちなみにWITHさんのブログ(2月2日付)でもこのことが取り上げられていました。
ちょっと恥ずかしいけれど光栄です。中島さんありがとうございました。


でも問題がひとつ。
ストラップのエンド部が10cm程余ってしまっているのだ。ギターの後ろで。プランプランと。


単に切ればいいのだが。

でも愛するこのストラップにハサミを入れる勇気が今はなかなか湧いてこない(*)のだ(笑)


(*):後日、結局近くの革製品の直し屋さんに持ち込んでカットの上、それはそれは綺麗にミシン仕上げしてもらいました♪

(追記:パイソンストラップのメッキ面のくもりについての対策はこちらのページを参照)

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2008年11月 1日 (土)

SO LIKE CANDY

告白するともの凄くハマってしまっている。
それは近年稀にみるほど。ドップリ浸かってしまっている。


エルヴィスに。
コステロ氏に。

氏?否。師です。最早。僕にとって。
ぶっちゃけ。傾倒しています。


先日友達の披露宴で師のSHEを弾き語った時に聴き込んだのが直接の引き金にはなっているのだが、その時以来、ビートルズを差し置いて僕は師の音しか聴いていないのである。ただしPerfumeを除く(笑) こないだDVD買っちゃったしね。かしゆかちゃん最高♪


師のように歌いたい。師のような声になりたい。師のようにセクシーに。師のように激しく。
師のように、なりたい。


でSO LIKE CANDY。
Sir Paulとの共作です。

この名曲を知らんのはアカンやろとCDを貸してくれたぱいんちゃんがあきれるほど。
9曲目!さあ9曲目ってエンドレスに(笑)

最初聴いた時はなんじゃこりゃこの曲と思ったのですが。
ところが聴けば聴くほど。来ます。スルメというか。最早中毒です。SO LIKE ジャンキーです。
曲自体はもとより構成からサウンドから何から何までビートルズの香りというか匂いというか臭いがプンプン漂ってきててどこをどう切ってもビートル臭がします。
ということは要はこの曲の何から何まで全てが僕の最も好みとする音なわけです。

そいでイントロなんか。A HARD DAY'S NIGHTを髣髴とさせるというか。
さらに最後のヴァース前の"My Darling Dear it's such a waste"のところからのピアノなんて中後期ビートルズのモロにそれだし。いわばGLASS ONION的な(笑)
トドメは間奏でメロトロンなんか飛び出してきちゃったり。


Sirポールとの共作なのに、まるでジョン的というか。
その故は師がジョン的だからなのか。


ミスチルの桜井くんが多大な影響を受けているのを公然としている気持ちがよく分かる。
自分で言うのも臆面もなくなんなんですが客観的に僕の声質は桜井君のそれと比較的近いものがあり、だから彼の歌はとても歌い易かったりするのである。
その桜井君がそっくりに模倣せんとする師の声や歌い方。
そして往年のジョンそのものにさえ見えるこの御姿(↓)。

そこにこそ僕が傾倒する理由があるのです。


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